初作:棗いつきさん ファンミーティング「百歌繚乱」参加記。
1.はじめに。
今回はこのノートへ足を運んで頂きありがとうございます。
表題の通り、このノートが初作です。
私は、本来は余りこのような物書きは上手くありません。
拙い文になると思います。
私自身の心の整理と、感想の共有。
最後に私の日本語力向上の為記しております故、予めご了承の程を頂きたく。
2.今回のイベントについて
そもそも棗いつきとはなんぞや?って方。
下に彼女のHPを記載しました。
是非1度、足をお運び頂きたく。
一言で言えば「バーチャルとリアルを行き来するシンガー」です。
その彼女の「リアルイベント」として、今回浅草にある浅草歌劇場を公演場所としてファンミーティング「百歌繚乱」が開催、こちらに参加してきました。
ここまで書いてて今、このnoteというアプリで日頃感想を書いてる方の凄さを実感しています。
これ書くの難しいですねw。
3.到着後すぐに気がついたことがあります。
連日の猛暑。特にこの日は日中が変に暑く、暑さに弱い自分はギリギリまで浅草駅の中の喫茶店で涼んでから1部目へと向かうことにしました。
…この時はまさかあんなことになるとは思いもせず。
時間があったので、一筆取ってこれから向かうか、と言った時に現地の民から連絡が入りました。
4.もう入場始まってる?!
そう、時刻は14時半を刺していました。開演まで後15分。久々のガチダッシュで間に合いました。
5.さて、入場。
衣装展示を忘れチラ見してから飛ぶように2Fバルコニー席を見回し、空席を見つけて確保しました。
この時、2列ある前の列に座ったことで私のこの後の運命が一変しました。
6.会場に鳴り響くLINE着信音。
おぉ!今回はこんな演出から?!と、2ndライブに現地参加した身としては随分斬新なことをするなぁと思っていましたが、そんなことはなく…笑
そして歌から〜〜〜と思いきや、普通にのんびりとお話するコーナーから始まりました。
7.チケ番号で当たった人とQ&A。
いや〜当たらないだろうな〜と思ってましたが、案の定?当たりませんでした。
8.突然の新曲発表。
青天の霹靂でした。
今回のために書き下ろされた新曲「百歌繚乱」。
和風×ロック。sky_delta×棗いつき。
どれを取っても絶対に私には刺さるのが確定で、さぞ私は素っ頓狂な顔をしていたことでしょう…。
死生観、時間の過ごし方。「今」という一瞬を楽しもうというテーマ。重い中にも楽しみを見出す曲でした。
ここについてはまた今度、私と彼女の似通った死生観に関して記事を書いていきたい、と思っています。
リクエストを兼ねたジャンケン大会ものんびりと過ごし、cute&coolの1曲ずつのリクエストで盛り上がり、私自身彼女のトークと歌に程よく酔いが回った所で2度目のトークタイムへ。
★9.目立ったモン勝ち?!
2度目のトークタイムはざっくばらんな言い方だと挙手制でした。
最初に目の前で1Fの方が「色が目立つ」、次に2F奥の方が「動きが目立つ」と続いてたので、もしやこれはなんか目立てばワンチャンあるか…?と思い私は手に持っていたペンライトを…
手の中でぐねぐねさせました。
イメージはパンジャンドラムみたいな感じです。
ペンライトを軸にして、両手で車輪。
そんなことをしていたら、2Fからでもはっきりと棗いつきさんの瞳孔が見えました…。
「そこのペンライトくねくねしてるニキ」
はい、ペンライトくねくねニキになりました。
ご指名の瞬間はやった!が3割。やっちった!が7割でした。
というのも、場のノリと勢いに流されて奇行に走った結果が今から回ってくるマイクなわけで。
ホント言えば私みたいなボキャブラリーが枯渇した人間よりも…と思いつつも、回ってきたマイクを手に取るのでした。
この先は当日書き残した、言わばメモ帳を元に起こしています。
ひょっとしたら細かな所が違うかも…。
さて、既にTwitterの #いつきファンミ2024 のタグで多くの方が書かれているあのテンプレート。
あれに沿った質問を、私は早鐘を打つ心臓に耐えながらなるべく平静を装って答えるのでした。
いつきさん
今日はどこから?
私
千葉です、東京寄りの。空港からの電車なので混んでました。
いつきさん
結構観光客多いもんね〜。
私のことを知ったきっかけは?
私
「ばいのーらる6音」さんのASMRが最初で、歌はANAMNESISから入りました。
ここで突如ザワつく会場。
その理由は終演後に判明しました…。
そしてこの話題、実はASMRから彼女を知った方が近くにも居り、その方々は文字通り「横転」されてました。
せっかくですし私のおすすめを一作ほど。
ASMRの沼に落ちてから早10年近く経ちますが今でも定期的に回ってきては癒されています。
是非1度、聴いてみて下さい。
いつきさん
懐かしい〜。ASMR好きな人が歌まで〜〜〜(記憶はここで途切れています。)
いつきさん
「私のどこが好き?」
この質問。
実は彼女はただ聴くだけではありませんでした。
彼女は「声を作れる人」です。
キャラを入れてこのセリフを言えば、、、
私は1人、薄氷の上でどこを話そうかと悩んだ末、真実を話すことにしました。
私
「あの頃」のインターネットを生き抜いた、戦友だと思っています。
先日あった「ボカロ老人会」となった歌枠で確信しました。
貴方はあの頃のインターネットを生き抜いた方だと。
それ故の、配信スタイルの懐かしさや、どこか居心地の良さのある配信。
貴方のその雰囲気が好きです。
以下心中。
所謂「中二病」。
以前彼女が配信でそんなことを言っていましたが、「あの頃のインターネット」の住人なんて半数以上が「中二病」を拗らせた者の集まりでした。
そして、それは紛れもない私自身もでした。
そんな、あの殺伐として、誰かの地雷の上でタップダンスを踊り続けるようなあの頃のインターネットを生き抜いてここまで残った戦友。
私はそこに咲いた黄色い華に惹かれた、それだけでした。
いつきさん
ライブ来たことある?
私
2nd 参加しました。
いつきさん
総じて好きな曲挙げるとしたら?
私
私はいつきさんのしっとり系の曲が凄い好きで、「ときめきオーバードライブ」をよく聴きながらドライブするのに聴いています。
でも、それ以上に2ndライブの「優しい嘘 parallel ver.」はとても良かったです。良すぎて泣き崩れていました。
この発言の後、会場が少しざわついたのをよく覚えています。
確かに彼女の歌は盛り上がる曲も多いです。
しかし、私はこのしっとりと歌われたバラードの「優しい嘘」に、私は文字通り心を溶かされた人間です。
私の心の闇はまた今度詳しく書こうと思いますが、私は表層、外部向け、一般、ファン、オタク、闇、最深部と仮面を幾重にも重ねて過ごしています。
ある種の精神異常者だなと、自分でも思います。
そんな私の凍てついた最深部を溶かしてくれたのが、あの2nd現地で聴いた「優しい嘘 parallel ver.」でした。
ここでまで偽りたくない。
流されたくないという心のエゴ。
それを受け止めてくれた彼女のAnswerはまるで包み込むように私の心の奥底に居るもう1人の私に届いて、記憶の彼方へと消えていきました。
いつきさん
ファンミ、楽しかった?
私
楽しかったで〜〜〜す!!!
声の震えも、身震いも止まらない。
彼女の眩しい顔だけが、今も脳裏に焼き付いて離れません。
一瞬で、私の心の最深部の、私が本来表に出すことの無い「私」まで貫いた彼女の声は、まるで銀の矢の如く。
あぁ、私は彼女のファンなんだ。
だから今日、この場所に来たんだ。
そう、もう一度思いを確かめる日になりました。
大トリ曲 Make sense.
こちらも新曲で、私は現地では初めて聞きました。
ライブ映えが凄い!会場の一体感と、光の海。
きっとこれがこの曲の真骨頂だったんだな、とイヤホンで1人で聴いていた時とは180度違った印象を受けて、第1部は幕を下ろしたのでした。
10.お見送りするよ〜〜〜!!!
棗いつきさんによるお見送り実施。
これが私の最後の防波堤を乗り越えていきました。
とりあえず2Fの隅なので、ゆっくり待つことに。
そこに突如、和装の彼が現れました。
界隈おなじみ「ネオンニキ」です。
まあ…その方面は、是非1度彼の記事を読んで頂ければと。
私の駄文よりも読みやすいと思いますので、是非。
合流した私ら2人は文字通りの大トリでのお見送りでした。
勢いに酔っていた私はいつきさんを指鉄砲で撃ち抜きました。
返ってくるとも知らずに。
そう、撃ち返されてしまったんです。
私の心を、棗いつきが撃ち抜いた。
致命傷でした。もう助からない。
私は瀕死のまま、撃たれてもつれる足を持ち直す。
再度指鉄砲を向けた先には、階段を降りるギリギリまで私のことを見送ってくれる彼女の姿がありました。
ああ、致命傷だ。
彼女の笑顔が眩しい。
彼女は、私の心の最深部に刺さってしまった。
私は階段を降りながら、棗いつきに完全に陥落したことを受け止めるだけでした。
2部。
もう語ることはありません。
腹抱えて笑いました。
それもそのはず、棗いつきさんの
またお前か〜〜〜〜〜!
が聴けたからです。しかも対象は私。
そう、2部もサイリウム芸を発動。
が、しかし2部は軽めにトークをした上で、隣に座っていた人(開演前に少し話をした程度の方)に無茶ぶり渡し。
この瞬間が最高に面白かったです!(ごめんなさい)。
出口でのペンラ芸も発動し、いつきさんにも覚えといてよ〜〜〜んと軽くご挨拶し、長いファンミーティングが終わるのでした。
7/7のリリイベが今から楽しみです。
サイリウム持っていかなきゃな。
そんなことを思いながら、浅草の駅からまた電車に乗って帰宅して終わりました。
末尾になりますが、今回のイベントは正直色々と最初は思う所が多かった1人ではありました。
でもそれは1人の意見として留めておいて。
いざ現地へ行けばそれら全てを吹き飛ばして、私は彼女に心を射抜かれました。
もう心にはなんの曇りひとつもありません。
あぁ、このイベントに参加してよかった。
その一心でここまで書いています。
「楽しんで欲しい!これが聴きたかったんだよね?!」
そんな声が聞こえて来そうなイベントでした。
最寄りの駅に着いた時に、この綺麗に終わったイベントの爽快感をなんかしらの形で残しておきたい。
最寄りのコンビニで目に止まった「mellow yellow」
飲んだあとの爽やかさ。
あぁ、今日のイベントもこんな爽やかな、でも棗いつきが好きだっていう甘い空間だったな、そう思ったことをここに残して、筆を置かせて頂きます。
おまけ
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