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パイオニアEDH《謎のゴライアス、オヴィカ》
はじめに
こんにちは。
パイオニアEDHがおもしろくて、気がついたらデッキが4つになっていました。
現在持っているデッキは(2023.6.14現在)
《宴の結節点、ジェトミア》(赤緑白)※note記事
《スカラベの神》(青黒)
《謎のゴライアス、オヴィカ》(青赤)
《原初の征服者、エターリ》(赤緑)※晴れる屋デッキ構築ページ
今回は、初めて青赤で作った《謎のゴライアス、オヴィカ》を紹介します。
青赤は得意な色ではないので、あまり触れてこなかったのですが、パイオニアのカードプールなら作れるのではないかと考え挑戦しました。
オヴィカの魅力
![](https://assets.st-note.com/img/1682164236312-trWnTFhnh4.png?width=1200)
最大の特徴は非クリーチャー呪文がすべてゴブリン・トークンになることです。
EDHにおいて中盤以降に引いてきたマナファクトは腐りがちですが、このデッキにおいてはすべてが有効牌と言えます。
そのため、採用するクリーチャーは最小限に抑え、ドロー呪文やマナファクトを多く採用しています。
オヴィカを場に出し、ターンが返ってくれば高速でトークンが並び、盤面を制圧します。
デッキリスト
基本戦術
①まずはオヴィカを出すために7マナ以上を目指します。
マナファクトを展開しながら、ドローを進めていきます。
キープ基準としては、土地2~3枚、マナファクトがあることです。さらにドロー呪文があれば理想です。
トリプルマリガン以上になってしまったときは土地を多めにキープします。
パイオニアEDHにおいては土地が引けないとかなりテンポロスなので毎ターン土地を置けるようにしたいです。
基礎的なことですが、《天啓の神殿》、《溶鉄の支流》、《移り変わるフィヨルド》、《貴顕廊一家の劇場》、《寓話の小道》、《ストーム・ジャイアントの聖堂》、《バグベアの居住地》が入っていますのでタップインを優先的に処理します。《シルンディの幻視》、《ヴァラクートの覚醒》も序盤であれば土地として置いてしまいます。
ただし、《完成化のタブレット》はマナを出すまでに2ターンかかるため、先にプレイします。《マイアの改宗者》などのマナクリも同様です。
《宝物の地図》は占術して土地を探す、また変身を早めるためにこちらも先出ししたほうが良いでしょう。
②オヴィカを唱えるときはなるべく打ち消しや守るカードを構えたいので8~9マナを用意してから唱えます。
《黄金架のドラゴン》は2マナ供給してくれます。PWや空いているプレイヤーを攻撃しましょう。
オヴィカを出す前に、全体除去を挟めるといいですね。
③オヴィカが着地してターンが返ってきたらあとは高マナ域のカードを唱えていきましょう。
追加ターン呪文を5枚採用しています。打ち消されても、唱えたときにゴブリントークンが生成されているので十分です。
打ち消し、守るカード
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打ち消しは6枚。なるべく軽い打ち消しを採用しています。
《中略》はX呪文なのでマナが余っているときにトークンを多く出せます。
《軽蔑的な一撃》はクリーチャー、非クリーチャーどちらにも有効なので必須カードだと思います。EDHに慣れすぎて《白鳥の歌》がパイオニアで使えるのを忘れてました。
![](https://assets.st-note.com/img/1683439255001-DsP9sMyL0L.png?width=1200)
守るカードは4枚。単体除去も兼ねています。こちらもなるべく軽いものを選択しています。
オヴィカがいれば《稲妻曲げ》は1マナとなりトークンは4体出ます。
除去が多い環境なら追加で《テフェリーの時間改変》も良いかなと思います。
全体除去
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打てば勝つ《サイクロンの裂け目》以外は2点オール1枚、3点オール1枚、4点オール2枚、5点オール1枚の採用です。
《炎の中へ》は手札入れ替えを兼ねており、《焼けつく双陽》はサイクリングがあるため終盤引いても腐らない良カードです。
また、《サイクロンの裂け目》以外はオヴィカから出るトークンは巻き込まれるので気をつけましょう。
フィニッシュ用カード
①《アルケヴィオスへの侵攻》
![](https://assets.st-note.com/img/1683422628025-2Vfar0147Z.png?width=1200)
機械兵団の進軍に収録されたバトルカードです。
オヴィカがいる状態で唱え、ゴブリントークンを5体出し、インスタントかソーサリーをサーチします。マナに余裕があれば追加ターン呪文をサーチしたいですね。
そのままバトルを倒し、裏面を唱えるとさらにゴブリントークンが5体出ます。追加ターン呪文を唱えるとコピーされ追加の2ターンを得ることができます。
2ターンも追加ターンを得られればほぼ勝ちです。
②《ウルドのオベリスク》、《燃える都市》
![](https://assets.st-note.com/img/1683423762808-w3Sc41Kh85.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1683424244441-W74dO0CJCm.png)
召集で唱えられるエンドカードです。
ウルドのオベリスクはファイレクシアンを選択するとオヴィカとゴブリントークンの両方を強化でき、《発明品の唸り》でサーチ可能です。
《発明品の唸り》X=6で唱えてトークン9体。そのトークンをタップして唱えてトークン6体出ます。3/3ゴブリントークン9体で攻撃できます。
燃える都市はゴブリントークンが赤なので8マナでも余裕です。
また、オヴィカに+1/+1カウンターが1個載っていればダメージ3倍で21点となり一人倒せます。
③《ストリクスヘイヴンの競技場》
![](https://assets.st-note.com/img/1683425811605-RiYUy9ZCHf.png)
10個のカウンターが溜まったときに戦闘ダメージを入れていたプレイヤー1人を敗北させます。
簡単に言えば30体のトークンが通れば3人倒せるということです。
これは《戦利品の魔道士》や《発明品の唸り》でサーチ可能で、単純に3マナのマナファクトとしても使えるのでいつ引いてもうれしいカードです。
個人的オススメカード
《石成エンジン》
![](https://assets.st-note.com/img/1683426143322-LxtI6kUH4s.png)
3種類のコピー能力を持ったアーティファクトです。
基本的には追加ターン呪文やオヴィカの誘発型能力をコピーします。
小技としてフェッチランドの起動型能力をコピーしてランパンできます。
序盤~中盤はマナファクトを出すこと以外あまりやることがないデッキなので早めに出してしまっても良いと思います。
かなり汎用性の高いカードなのでオススメです。
おわりに
このデッキはパイオニアEDH Tier1の一角とされるイゼットターンというよりは青赤コントロールとして組みました。
オヴィカが7マナと重く、マナファクトもおおむね3マナで速度が出せないと思ったからです。あと青赤のスペルをガンガン唱えるタイプのデッキを扱うのが苦手というのもあります。
パイオニアEDHは全力で統率者にフィーチャーしたほうが強い、ということでクリーチャー5枚、非クリーチャー呪文60枚となりました。
《死者の原野》は試してみたのですが、タップインが多くなりすぎて動きにくかったので今回は不採用としています。
生きて返ってくれば大量のトークンで盤面展開しながら追加ターンでフィニッシュする豪快なコントロールデッキの《謎のゴライアス、オヴィカ》。
ぜひ遊んでみてください。
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