メガトン級ムサシが面白い
PS4の体験版をちょっとやってみて興味がでたのでアニメを全話見てみた
レベルファイブの子供向きな作品と思ったら実はけっこうエグいストーリーです
2100年とかの近未来の地球に異星人が攻めてきたんだけども
人類の99.9パーセントが死にます
そしてあっという間に制圧されて地球は穴をあけられます
ドーナツ地球
生き残った人類はシェルターという隔離された偽の世界で記憶を消され楽しく生きてるんですよ
主人公のヤマトは偽の世界とウソの記憶に違和感を覚えて戦士としてスカウトされて記憶をとりもどす
生き残ったわずかな人類は巨大なロボットを造り上げ異星人と人類の存亡をかけた戦いがはじまるという、大体そんな話
脚本原案は全部日野さんがやってます
キャラデザは長野拓造なので
まあ大体ガンダムAGEと同じことをやってます
ボクは日野さんの作るものってすごく感性が合うんですよ
妖怪ウォッチもガンダムAGEも大好きなので、イナズマイレブンは見たことないけど
日野さんは天才ではないんです、努力の人って感じです
自分からでてきたものを全面に出すのではなく、みんなが望んでるであろうものを想像してウケるものを考えて作るんですよ
計算型、マーケティング重視ですね
あんまり芸術的でわけわからん難解なものは作りません
ちゃんと誰もが楽しめるものを作ってくれます
クリエーターはときに独りよがりのオナニー作品を作って、それが売れなくても「まあちょっと大衆にはわかりづらかったかなぁ」なんて言い訳をして逃げることがありますが
日野さんは計算して当てて作るので、そんな言い訳はできないししないんですよ
いやガンダムAGEがはずれたときは言い訳してたけどね
でも個人的には十分面白かったしこれはガンオタが頭が固かったからしょうがないなって思います
アニメ一期が終わったので二期は来年秋放送です
ロボットはCGなんだけども、アクションシーンはすごく完成度高いです
まあボクはロボットアニメって作画のほうが好きなんだけども
そんな人のためにロボットをトゥーンレンダリングで手書き感を出すってのが今どきのロボCGなわけですけどね
メガトン級ムサシはあえて金属感を出しています
こんな質感のほうが大きさがわかりやすいので、そしてガシンガシン動く感じが出せてます
動きはそんなによくないんだけど、巨大ロボの金属感がかっこいいので観ててまったく気になりません
必殺技とか爆発のエフェクトは凝ってます、そこは力入れて作ってるんですよ、ゲーム版は要するにロボットの無双ゲーなので爽快感は大切にしてます
スナックワールドがあんまり商業的にうまくいかなかったので
その屈辱とかハングリーな精神を元にメガトン級ムサシのストーリーが生まれたんじゃないかなと勝手に予想してます