空気人形
映画です、タイトルからしてB級臭しかしませんが
意外とちゃんとしてます
是枝監督なんですよね「万引き家族」の
低予算だからB級には違いないんですが、人間の寂しさというのを赤裸々に見せてくれます、絵的には闇金ウシジマくんに近いです、内容的には「式日」っぽい病んでる映画です
板尾が空気嫁をもっていてそれが心を持つとこからはじまります
板尾は空気状態の彼女を本物の嫁みたいに扱ってしゃべりかけてるんですよ、どあたまからせつないわけですが
空気人形が心を持つと人間になるわけです
するとそれを見た板尾は「どうしたんや!?」みたいになることを予想しますがそこはスルーされます
板尾にとってその空気嫁は最初から人間なんですよね
だから「どうしたんや!?」をやるとコメディ路線になっちゃいます
見てて「え?そこスルーするんだ?」ってなりましたが
寂しい中年を演出するためにそうしてるのです
そして意外と板尾の出番は少ないです、彼は主役ではありません
空気彼女の見つけたイケメンと恋をします
だってそうしないとコメディになるからね!
途中よくわからん人物が複数でてきます
あんまりストーリーに関係ないですが、現代人の病んだ模様が描写されてます、はっきりいって暗い映画ですよね
メインテーマは心を持つって苦しいよね、ってことなんですが、うん、まぁそうだよね・・・ってしかなりません私は比較的心をもってないので
主演の女優の人がえらいヌードです、身体エロいです、最初は無感動な生命なんだけどちょっとずつ感情が生まれてきます、そのおかげで感情移入はしやすいです
はっきり言ってさほど面白くはないです、人間関係に疲れてる人とかが見たら面白いでしょう