見出し画像

そりゃあきのこも生える

いずれ何かの役に立つかと思って、道や公園や植木の幹なんかに生えている謎のきのこを写真に収めている。後悔しないように、漏れのないように、収め続けている。

でも、全体の画像の数が多すぎて、特にフォルダ分けとかもしていないきのこたちは散り散りに眠り、そう簡単に見つけられない。

でも、
また撮る。何かに備えて。

30に向かう私の日々は憂鬱。
大切な人も場所も遠ざけてやってきた土地で苦しんでいる。車も売ってきたし、築いたものも置いてきたり、解体したりしてきたし、当たり前である。ライフラインが整っていない。

そんなことしなけりゃよかっとは思わないけど、知らんからな、私がどうなっても、という投げやりな気持ちはある。

福井に帰れとよく言われる。
えー、なんでよーと返す。

帰る場所はないし。家族も居ないし。

こんな人間だから見合う程度の人生しか用意されない。そんなばかな。

やりたいことはない。
よく遺書をかく。
めちゃくちゃよくないらしい。

ちゃんとバックアップとして、人に送り付ける。
死んだら公開しろとか、遺族は誰だとか、墓はどうするとか、結構具体的なことが書いてある。

眠るとそのまま死ぬ気がして眠れない。
死にたいわけではないらしい。
でも、死にそうなので書く。

ばかがよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?