子猫、ごはん食べず。
お口の炎症。
痩せてガリガリ、週数の平均体重よりかなり小さい。いつから母乳を飲めていないのか…離乳してるのか…なにもわからないが、とにかく哺乳瓶でミルクをあげてみるも……
飲まない。
目と鼻がぐじゅぐじゅ。
鼻は詰まってるし、これでは匂いもしないだろう。
猫は 鼻でごはんを判断するので匂いがしないとご飯を一切口にしなくなる。
これは 先住猫"あお"の猫風邪が重症化したときに経験してたことから来る知識である。
お口の中を見せてもらったら、猫カリシウイルスの特徴である 舌潰瘍がばっちり舌にある…。
これじゃ痛くて食べられない。
下痢と脱水…!
あらかじめ病院からいただいてたシリンジ(針のついていない注射器)で、ミルクを少しづつ飲ませてみる。 お口に入ると飲み込むが、一口量が0.2cc程度。
根気よく、何回にもわけて飲ませるがどうにもこうにも カロリーも水分も足りない。
皮膚のツルゴール(皮膚を引っ張ってみて、離した時に戻る状態で脱水の有無を判断する方法)も低下しており、まもなく下痢もはじまってしまった…。
時は土曜日の午後。
かかりつけ医ではないが、近所にある土日祝日も診療してる動物病院へかけこむ!
脱水・下痢・点滴。
事情を話して診察してもらう。
サビ(まだ名前を付けてなかったので、サビ柄のサビ)の脱水はそうでもないが、ミケ(こちらもミケ柄だから 暫定的に ミケ)の脱水が酷い。
病院で下痢もしてしまったので、便検査もしてもらう。こちらは今のところ異常なし。
とにかく脱水の補正と、ミケは下痢も酷いので抗生剤の点滴をしてもらう。
幸い低体温はなくて、ぴーぴー泣いて抵抗できる元気はある。
検温も、点滴も、
ぴーぴー泣く… つ、つらい……!
ご飯はカロリーを取っていかなければならないため、hills(ヒルズ)の回復食 a/d缶を処方され、
シリンジを使って強制給餌(お口に入れて食べさせる)を行っていくことに。
強制給餌開始。
自宅に帰って、少し休憩ののち、
2~3時間おきの、ミルク+回復食の強制給餌開始!
当然だけど、昼夜問わず。
夕飯支度中に1度立ったまま気を失い、床に鍋の中身(加熱前)をぶちまけるくらいには眠いが
そんなことは言ってられない。
ちょっとでもいいから多く飲んで欲しい、食べて欲しい。
シリンジで飲めた量、食べた量を記録して、無事に尿が出た時には感動して泣いた( ߹ᯅ߹ )
鼻水、目ヤニと、お口の炎症はなかなか良くならず。
強制給餌を続ける毎日。
キッチンスケールで体重を測って、
毎日1gでも増えてることに感動してまた泣いた笑
つづく。
*今回の診療費*
初診料+点滴、糞便検査費用等:12848円