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絶対的価値とは

相対的価値に関して
前回考えた時に
それの対義語である
「絶対的価値」について
 考えようと思いました。

絶対的価値とはなんでしょうか。

Googleによるとこのように
定義されています。

(1) 絶対的価値とは、他の目的によって条件づけられることのない、それ自体が内在的にもつ 価値であり、(2)「良い」、「正しい」、「残虐だ」、「美しい」等々、その価値を表す表現を、 事実を描写する表現に置き換える、ということができない。

Googleより

つまり、他がなんと言おうと揺るがない
自分だけが「良い」と感じられるもの
ということだと解釈します。

この、「他がなんと言おうと」というのが
ポイントです。

私たちは様々な情報に溢れ
知らず知らずのうちに
美しさの基準まで
周りに決められています。

「ダサい」か「ダサくない」か
「かっこいい」かそうでないかなんて
感覚は一人一人違って当たり前なのにも
関わらずそれを共有しようと
してしまうものです。

私は昔から
3人以上の集団が苦手でした。

一対一で話せば仲良くなれるような人も
集団の中では
ついつい感度が鈍っているのかな、
と思われる発言をする人がいます。

そしてその集団の大多数がそれに対して
同調しているのであれば
一人が違和感を感じていても
まかり通るような空気があり
私はあまり好きではありません。

前回の投稿で述べた
距離感の掴めない「いじり」というのは
どうしてもこういった場面で
行われることが多いので

大多数の人たちは
人数が増えれば増えるほど
感度が鈍ってしまうように見えます。

だから「絶対的価値」とは
そういった空気に飲み込まることのない
自分一人の空間で
もしくは自分と気の合う人との対談でしか
みつからないように思えます。

そもそも集団の中では付き合えるけど
一対一で会いたいと思える人なんて
そんなに多くはないでしょう。

こういう目的で
一対一のシチュエーションを
作ろうとすること自体が
人としてその人を選んでいるのです。

絶対的価値の発見はここから
始まると思っています。

こうやって
五感一つ一つを使って
自分がいいな、と思うものを
選んでいくのです。

「ああ、私は少し高くても
AというカフェよりBという
カフェの雰囲気が好きだな」

「バラードはJPOPでよくヒットしてる
 イメージがあるけど
 私はテンポの速い曲が好きだな」

「桜はソメイヨシノよりも
 八重桜が好きだな」

「流行の香りではないけど
 こっちの香りの方が私は落ち着くな」

などというイメージでしょうか。

こういった大多数の「美」のイメージと
自分の感性の違いを発見していけば
それ自体が
自分の中の揺るぎないものを
みつけるヒントになるように思えます。

よくある、
「やりたいことがわからない」という
悩みのヒントは
こういった「絶対的価値」の概念を
理解することから始まるように思えます。

そして
他の目的によって条件づけられることのない、  それ自体が内在的にもつ 価値
という部分、
これは自分自身なんだと理解できれば
それこそが自己肯定になるのではないかと
思います。


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