
私がうさんくさいと思う3パターン
私は普段ビビりで
高所恐怖症でジェットコースター乗れない
閉所恐怖症だし両生類も苦手だし
血やグロテスクなものも苦手な方ですが
新しいことにチャレンジすることに関しては
少々他の人より
ハードルが低いようです。
そのおかげか
業種の割に交友関係も広く
いろんな人が近づいてきました。
その中には怪しいビジネスをする人たちも
いました。
ただ曲がりなりとも
20年近く接客業をしてきたからでしょうか
少しぐらいは人を見る目も養われたようで
今のところ詐欺や大きなトラブルには
見舞われていません。
騙されに行こうとしたとしても
なんだかうさんくささが鼻についてしまい
テンションが下がってしまいます。
私がうさんくさいと感じたその感覚は
割と的外れでもないかなと考えています。
その感覚を
なんとなく言語化できそうなので
私がうさんくさいと感じた
3つのパターンについてお話ししてみます。
①安心安全をやたらとアピールする
とあるネットワークビジネスで
本題の話に入る前に
「いかにこのビジネスがホワイトなものか」
と繰り返し説明された後に
具体的な仕事内容がされたのが
印象的でした。
もちろんネットワークビジネスに関しては
さまざまな法整備がされてきたかと思いますが
そこを第一に説明しないといけないのか
と不信感から話に入るような感じでした。
ゼロリスクというものはないと
今までの経験則で知っているので
聞かれてもいないのに
そこを売りにしているだけで
なんだかうさんくさく感じてしまいました。
②原因や対策をひとつに絞ろうとする
ダイエット方法でも書籍でも
「〇〇さえすれば大丈夫」
「すべての原因は〇〇だ」
という見出しは大変単純だし
目を引きますが
本来事象というものは
様々なことが複雑に絡み合って
起こっていることが多いのです。
原因や対策を一つに絞った方が
楽ではありますが
圧倒的にその要素が占めていなければ
対策をしたところで改善はせず
結局しらみ潰しで原因を
取り除いていくしかありません。
誰もがそんな地味で手間な方法を
選びたくないし
裏技のように楽に解決できる方法を
望んでいるのです。
ただそういう方法がないから
私たちは勉強をし続けないといけないのです。
③仮想敵を作ろうとする
先程の件とも繋がりますが
人を動かそうとする時に
「仮想敵を作る」という方法は
よく取られます。
それは人間という生き物が
共通の敵を作った方が最も
手っ取り早く仲良くなれるからです。
ただこの世には絶対的な正義などなく
敵だと思っている方にも正義や言い分があり
それを知ると
「単純な世界じゃない」と
知ることができます。
今回のコロナ禍や
ウクライナ侵攻によって
対立する二つの意見のお互いの主張も
見えてきたかと思います。
ただ情報は多い方がいいかというと
何が大切かわからなくなってしまう
という点もあります。
相手にそう思わせてしまったら
もうその人を動かすことが出来ません。
以上を踏まえると
私たちを取り巻く様々な複雑な問題を
本来なら
多面的に
根気よく
解決していかなければならない問題を
楽に解決に導いてくれるものに
ついつい私たちは救いを求めてしまいます。
ただ今まで行動して
「やってみた」ことを積み重ねてきた人ほど
経験則から
「そんなに甘いものではない」
となんとなく学んでしまいます。
つまりいろんな胡散臭いことも怖いことも
行動してきたからこそ
なんとなく鼻が効くのかなと思います。
逆にいうと
どんなに論理的なように見えても
行動量が足りてない人ほど
圧倒的に騙されやすいのかなと思います。
あと自分が何がやるべきことに追われて
ゆっくりする余裕のない人なんかは
思考力を割くことが出来ずに
騙されてしまうと思います。
仕事一筋の生活から一度離れて
いろんなことを経験したおかげで
そのことに気付けるようになりました。