代理店勤めのマインドチェンジ
私が営業職販売職に勤めて
今年でもう14年目となりますが
入社した当時は代理店というものを
あまりわかっていませんでした。
NTTやKDDIのような大企業の
私たちが「NTTさん」とかいうその人たちは
決してお客様と対面で仕事はしないんだと
学んだのはこの業界に入ってからでした。
むしろ大きな企業ほど
さまざまな分野に枝分かれてしているのですが
多くの人がそれを理解しているわけもなく
内心は「専門外なのにな」
と思うようなことは日常茶飯事です。
高齢の方などはまだまだその傾向はありますが
先日の通信障害で
それを理解している人が以前より
増えている印象を受けました。
おそらく私がここでお伝えした高齢者の方とは
農家だったり公務員だったり
個人商店などの個人事業主だったり
する方が多いかと思います。
九州の田舎に住んでいた私にとって
チェーン展開していない個人商店というのは
まだまだ身近な存在でした。
そんなこどもの頃の街並みも
大人になってくるにつれ
M&Aや吸収合併がすすみ
個人商店ではなくどこにでも見かけるチェーン店に
次々と変わっていき
日本全国どこを旅しても
だいたい同じような景色が広がるように
なりました。
フランチャイズ展開する代理店に勤める
人の人口もきっと増えたのだと思います。
労働環境は整備されていき
働きやすさはかなり改善しましたが
その代わりにたくさんの決まり事が増えていき
仕事のやり方がマニュアル化され
コンプラ違反に怯える私たちは
どんどん身動きを失っていき
多くの人は主体性を削がれていきました。
そんな中終身雇用の崩壊に伴い
様々な大企業が今度は副業解禁を発表し
政府が後押ししていきました。
企業に勤める能力だけを
求められていた私たちは
ここで大きく舵を取らないといけなくなりました。
会社の看板を背負って
無難な行動を取るのではなく
自分自身をブランド化して
個人で戦う必要が出てきたのです。
ただ実態としては
まだまだ副業禁止を就業規則に掲げる会社が
多いのが事実です。
給与所得を2箇所から貰うと
住民税の徴収の段階で
本業にバレてしまうリスクがあるので
そんな中で副業が出来るのは
バイトではなく
思い切って個人事業主として
お小遣い稼ぎが出来る機転が効く人だけです。
企業勤めが増える前提での教育しか
受けていない
「いい子ちゃん」を強いられた私たち世代が
最も苦手なゲームが始まろうとしています。
さらにそんな会社員の中でも代理店というのは
正確にいうと
対面で対応するお客様より
胴元の企業がお客様というビジネスモデルで
目の前のお客様を満足させることより
胴元の会社が求める数字や課題を
叶えることの方が社員として求められるため
よりマインドチェンジの難易度が高いと思われます。
私自信がまさにそうなのです。
会社自体もこれから変わっていくでしょうが
おそらくこれからは会社が変わっていくのを
待つだけでは間に合わないと思っています。
だから私は今日も
代理店勤めの社員として
胴元の企業を満足させるのと同時に
個人事業主として動けるために
自分のお客様を作る努力を
していこうと思います。
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