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UAEに一人旅してきた話②

前回の続きです。↓

仁川までは日本人観光客ばかりだったのと

初のオンラインチェックイン
の快適さを体験して
「楽勝✨」と感じている所で

この度の一つの山場である
「エコノミー10時間フライト」が
待っていました。

私はトイレが近く
立ったり歩いたりしたかったので
ネット情報を参考に
窓側の席を座席指定しました。

また前回の台湾の飛行機が揺れたので
比較的揺れが少ないとされる
前方の席を指定しました。

離陸のギリギリまで
隣の席があいていたので
「ひょっとして隣はいない?ラッキー」
と思っていたのですが

離陸ギリギリになって
バタバタと
大柄の外国人男性が
隣にやってきました。

「そんな都合いいわけないか。 
 しかも男性なのか。
 そしてこんな大柄の。」

と落胆する私をよそに
外国人男性は
なんだかソワソワしていました。

荷物をかける場所がわからなかったり
下にスマホを落としてしまって
自分で取れなくなったり
何かと助けてあげないと
いけないシーンが続きました。

中東あたりの出身かと思われる
その男性の私の第一印象は
「この人絶対ADHDだな」でした。笑

私が彼のスマホを取ってあげたり
様々なヘルプをする中で
彼もお返しに
私に対して様々な気遣いを
してくれるようになりました。

やがて10時間というフライト時間の中で
Google翻訳を使って会話するようになり
彼はドバイ出身で
日本旅行から帰るところだと
いうことがわかりました。

現地の情報が少なかった私にとって
彼は貴重な情報源であり

彼から様々な事前情報を教わりました。

「ホテルはどのあたり?」
「Al regga駅の近くですよ」
「その辺りかぁ」
「なんでですか?」
「その辺りは治安があまりよくない。
 インド、パキスタン、アフリカ系の
 外国人が多い」

そんなにランクのいいホテルを
選んではいませんでしたし
空港から近い立地だった為
きっと治安がいい地域ではないんだろうなと
薄々感じてはいました。

ですが地元民から
到着前に言われるとさすがに
不安になりました。

「治安ってどのくらい悪いの?」
「日本で例えるならば新宿くらい」

私はここで内心
「日本で例えられるレベルか」
とホッと胸を撫で下ろしました。

彼は着いたらちょうど休みなので
ガイドしてあげるよと言っていましたが
1日目と2日目の午前中は
既に予定を組んでいたので

「2日目の午後もしくは
 3日目ならいいよ」

と連絡先を交換しました。

ドバイ空港到着後は
入国審査から出口まで
一緒に向かいました。

入国審査の際に
「あなたを私の妻として
 話を通せばここは早く通過できるよ」
と言ってついてきた辺りから
少し嫌な予感はしていました。

その後ドバイメトロに乗るのに必要な
ノルカードの購入に
一緒についてきてもらいました。

彼曰くノルカードのランクは
車内を撮影したいなら
シルバーではなくゴールドがいいとのことでした。

どのみち帰国で荷物が多く
ドバイメトロの入り口のゲートに
入れなかった彼とはここで別れて

私はここから一人で
ドバイメトロに乗って
3駅離れたホテルへ向かいました。

ドバイ空港では
空港内にも連絡用の電車が走っていました。

Al regga 駅に到着して
なぜか最初だけ
Googleマップがうまく機能せず
本当は駅から5分の道を
20分近く歩かされました。

駅の入り口から外に出た時
最初に思ったのは
台湾のように
夜の方が活気がある街なんだなと
いう印象でした。

もう日本ではあまり見かけないくらい
お店の電灯が煌々としていて
少々途中「ここは大丈夫なのかな?」
というところも
ナビが示したので
走って通過しました。

確かにドバイというよりは
インド、パキスタンなどの
アジア風の街並みでした。

歩道は広くキックボードに乗って
移動する外国人を
多く見かけました。

そしてなぜか道の真ん中に
UFOキャッチャーがあったり

異国情緒溢れる街並みを
スマホの動画で収めようとするも

「イスラム圏の人たちは
 撮影に厳しい」という
事前情報があったため

隠し撮りのような感じで
慎重に撮っており
後から見返すと
地面しか映っていませんでした。

ホテルに着いてチェックインするも
最初はホテルのスタッフの方も
なんだか怖く感じました。

着いたのがまだ19時すぎでしたが
機内食が4回出て
時差のため体感は23時だったので
もうこの日は外に出歩かず
ホテルで過ごすことにしました。

つづく


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