コミュ障がキャバクラでバイトした話②
私の中でキャバクラは
シフト上融通が効くからという理由で決めた
優先順位第二位のバイトでした。
だから最初はあまり一生懸命営業もせず
最初は親切だったボーイさんからも
次第に
「やる気あるのかな?」
と思われるような空気が出てきました。
ある時営業を真面目にやらず
お客様がなかなか付かない私は
遂にボーイさんから呼び出されました。
その方も今思い返してみれば
すごく言葉を選んで優しい口調で
諭してくれていました。
「SISはもう〇〇ヶ月うちにいるけど
お客様はどうかな?
どんな感じで考えているのかな?」
それに対して私は
「お客様に対してお友達になりたいと
思ってる」というような回答をした気がします。
「SISはお客様と仲良くなりたいと思ってるんだね。それ自体はいいと思うんだよね。
でもね、お客様はお友達じゃなくて、あくまでお金を払って来ているお客様なんだよ。
だから僕たちはお客様を楽しませてあげないといけないんだ。だから対等ではないんだよ。」
「SISは確かに喋り上手かもしれない。
でも聞き上手じゃないかもね。
お客様はSISのことを知りたいと思ってる人たちばかりじゃないよね。
だからこっちは聞き上手にならなきゃね。」
私は言われたその時は
何のことだかわからず
腑に落ちることもなく
過ごしていました。
つづく