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人生で最もオタクだった時代①


中学生の時に
私はいわゆるオタクの部類で
今から最もオタクだった時代の話をしようと思います。


幼い頃は成長が遅い方で
運動神経が悪く
要領を掴むのに時間のかかるタイプでした。

近所のこどもたちも
私より年下しかおらず
父親は厳格でゲームや音楽番組はNG
勉強勉強と言われて育ち
このような環境で
私はマセガキとは対極の位置にいたため
目立てなかったことを
少々コンプレックスに感じて
長く自己肯定感の低さを引きずっていました。

また妹が優秀で美人だったため 
劣等感は募るばかりでした。

唯一長所と言えるのは画力だけだったので
いつしかこの時代だと
カースト下位必至なオタク文化に
足を踏み入れていったのです。

中学に上がる時に
腎臓の病気が発病した私は
運動部に入ることが出来ず
その時美術部に入ることとなりました。

当時漫画家が専門で使う
コピックやスクリーントーンなどが
一般に普及し始めている時期でした。

漫画風の絵のうまい先輩が
コピックを使いこなして 
漫画家のプロのような絵を描いているのを見て憧れて
私もコピックやスクリーントーンが
欲しくなりました。

つづく

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