自己犠牲について思うこと
この記事のパート2を更新しようと思ったのですが、今回の趣旨とは少し違うなぁと思ってタイトルを少し変えさせて頂きました。
とくに違うなぁと感じたのは
イレギュラーではなく、
特に日本人って自己犠牲的な美談が好きだよね
的なレギュラーの話についてだからです。
もう大体話の趣旨は見えてきましたよね?笑
私は普段あまりテレビを観ないのですが
たまたまテレビをつけていて
とあるドキュメンタリー番組で海外のある事件について取り上げられていました。
大きな飛行機事故に遭った男性が
最初に自分が救助されていたら助かったのにもかかわらず、それを後回しにしてその方だけが亡くなってしまうようなお話でした。
死後、男性は多くの人命を救助した英雄として賞をもらっていましたが、残されたフィアンセは生涯独身でした。
その番組内では美談として語られていましたが、私はちょっとモヤっとしました。
この方、自分が結果一番大切にしないといけないはずのフィアンセの心を助けられていないじゃんと。
死んだ後に賞をもらったからなんなのでしょう。
私なら自分が安全な場所に移動してから
他の人の救助を手伝うのに
と思いました。
自己犠牲とは美談に語られがちですが
独りよがりとも考えられます。
残されたフィアンセも本当のところは
私と同じような気持ちがあったのではないでしょうか?
また
いくつかの投稿で繰り返し言っているように
自己犠牲している本人こそがどこか
「自分はこんなに我慢しているのに」
という気持ちを持つことによって
思わぬトラブルが発生することもあります。
見返りを求めないことも
自分を大切に出来ているからこそ
出来ることです。
自分を幸せにできていないのに
相手を幸せにするなんて本来人はできないものです。
飛行機のアナウンスでも言うじゃないですか。
「親御さんはまずご自身の酸素マスクをつけてから、お子さんにマスクをつけてあげてください」と。
私にはこどもがいたことがないので
自分の命よりも可愛い存在なんて
想像ができていないのですが
かと言って
「自分を助けてから人を助ける」
この順序を間違えてはいけないのです。
メディアの印象操作によって
「自分の命を投げ打って
人を助けるのは素晴らしい」
という変な美意識に
みなさん、くれぐれも惑わされないで欲しいのです。
これは別の記事で述べた
「見返りを求めない」ことと
相反する意見ではないと思います。
WINWINでないと継続可能ではないのです。
みんながそれを自覚して行動するだけで
日本の自殺率や世界の貧困は
少し解決するような気さえしています。
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