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頑張ると結果が出るは違う
仕事で成果が出ていると
「頑張ってるね」と
テンプレのように言われることがあります。
私の中でそれに対して少しばかり
違和感を覚えるのです。
「若い頃に比べたら別に
そんなに頑張っていない」と。
私の勤める会社は年齢層が若いこともあってついそういう文化があるのかもしれませんが
若ければ若いほど
頑張ってることとと成果が出ていることとの
区別がつきません。
それは私たちが
「頑張ればなんとかなる」と教えられて
きたからです。
私もそうでした。
ただ長く勤めていると少しずつ
そのギャップに疑問を抱くようになり
うまくサボって成果を出しているように
見える人を見かけて
言語化できないモヤモヤを自分の中に
溜めていったりしていました。
そして人生の中で
頑張るだけではどうも上手くいかず
体調不良などをきっかけに
今までの自分の仕事への向き合い方に
修正を求められるタイミングがきます。
私にもそれが2回ほどありました。
↓
1回目では仕事以外の人間関係を作ることの大事さを
2回目では体調管理の大事さを学びました。
このような2度の経験を経て
私は今仕事を頑張るということを
第一の優先課題としていません。
仕事を頑張りすぎた結果
メンタルや体調を崩して
役職を失ったり、
休んだ結果給料が下がってしまったり
本末転倒と言える結果をもたらすことを
嫌というほど学んだからです。
私の予想では人生誰しもが一度は通る道だと
思っていて
それが平均年齢より早く来ただけだと思います。
東洋医学の世界でも
体の不調が表に出やすい陰の性質と
かなり悪化してからいきなり発症するような陽の性質を持つ人がいるようですが
こどもの頃から病弱だった私は完全に陰性で
少し無理をすると体調を崩しやすく
幾度となく体からのメッセージを受け取るので健康の意識が高まりやすいと思っています。
そもそも女性は月に一回
自分の不摂生を実感する月経というものがあるので陰性の人が多いのかなという印象です。
ただビジネスマンとしてバリバリ働く人は
まだ男性が多く
女性に関しては私のような経験をする前に
妊娠出産を経験することにより
嫌でも自分の体と向き合うシーンがあるのですが
男性こそ陽性の方が多くて
何か症状が起きた時に手遅れになるような印象です。
だから普段健康に対して意識を注ぐ層というのはまだまだ少数派だなと感じます。
私に限らず体を温めることは大切
体を冷やすことはよくないと
あれだけいろんな専門家が口を揃えて
言っていてみんなわかってるはずなのに
大きな駅のホームの複数ある自販機で
4月で既にホットの飲み物が一個も売られていないのを見て
「まだまだ世間的な健康の意識は低いんだな」と思わざるを得ません。
「頑張ってる」と「成果が出る」を
同一視してしまっている今の現状も
高度経済成長期の名残でしかないと
思っています。
正直言って日本人は
頑張ってる割に成果を出せていないのです。
私は上記のような経験を通して
前ほど頑張らずに成果を出せるようになった
というだけなのです。
自分で自分を褒めるとしたら
それが出来るようになった工夫と
体調管理能力を誉めたいと思いました。