【フタハナ】異能ハナ2ndの白うさぎ【前半】

白うさぎバトル無し

1.まずは挨拶

 初めまして、シロタマです。異能ハナ(以下イノハナ)ではNo.311『白うさぎ』で参加させていただきました。以後お見知りおきを。
 まずはイノハナ2ndに参加された皆様、お疲れさまでした。関わっていただけた方は、誠にありがとうございました。
 白うさぎのあれこれについて、プレイ後に色々と出したいなと思ったものの…絵も描けない。ショートストーリー的なのも難しい。何かない物か…と思っていたら『皆も忘れないうちにnoteとかで纏めるんだ!』というツイートを見て”それだ…!!”となった次第です。

 単にキャラの事を適当に纏めた物です。お目汚しですが、寛大な心で大目に見てください…


2.イノハナ2ndへの参加まで

 キャラ説明の前に、言い訳と言うかPLの話…
 実は、イノハナはどうしても参加したいと思っていました。本当に、どうしようもなく参加したかった…!!

 フタハナそのものが好きで、今までにもΩΩΩ(くび三つ)からハロハナ、バレハナ、ホワハナと、開催される毎に参加していて、それに続くノブハナ(頭狂ってて凄く参加したかった)、そしてイノハナ1st(異能で戦うハナってだけで凄く面白そうだった)も参加したいと思っていたのです。
 でも、緊急事態宣言や、オリンピックの開催などが重なり、仕事が切迫した状況に…どうしても参加が出来なかった…
 なので、諸々が落ち着いて、シルバーウィークにイノハナ2ndが開催と分かり、絶対に参加はする!!!!と決心していたのです。が…

 運営からの開催告知があったのは9月2日、実際に登録開始日が分かった(シルバーウィークだと確信した)のは9月11日、その頃は未だ緊急事態宣言が解除出来るかどうかの見極めが困難な時期…参加出来るかどうか、いまいちハッキリしない。もちろん、絵を描く時間も無く、先が見えなければコミッションも出せない。

そう!!何も準備をしていなかったのです!!


3.白うさぎが出来るまで

 そんな状態で、開催日まで何も準備してませんでした!!キャラの設定から姿形に至るまで、何も無かった!!…流石に登録日告知から、数日の猶予があっただろ?と言われると、確かにそうなのですが…(目逸らし

ということで、準備期間の18日になってから考えました。
準備期間の18日になってから、考えました!!!!

画像2

 実は、当日まではトバトバで出した『白うさぎ』を再利用しようと思っていたのですが…『一般人?いや、あれ獣人だし一般人ではないのでは?』と直前で思い直し、再利用を断念、キャラ設定を最初から考え始めました。
…あ、上の画像がトバトバの白うさぎです。因みにこの白うさぎはメスでした。

 『白うさぎ』という名前は使いたかったので、名前にちなんだ仇名にしよう。これまで女性のキャラが多いから、今回は男子にしてみよう。思いっきり男子高校生な感じで…白うさぎ、しろうさぎ…しろうさき…茶木 史郎……
うん、これだ!
それからPicrewを利用して、キャラの見た目を即興で決定…表情差分まで作らせていただいて、トリミングして、サイズを規定の大きさに縮小して…と、2時間ほどでプロフとアイコンの画像を作成。
そして、ようやくイノハナに登録したのが、登録期間終了まで残り6時間といった夕方の事でした。その夜には早くも異能が配られて、次の日からもうゲームスタート…我ながら、突貫すぎる。


4.白うさぎのコンセプト

 イノハナは”一般人である”という指定があることだし、真っ当な人間をやろう!そして、今回は光キャラをやろう!と決めていました。
光キャラをやろうと思ったのは、ほぼ気分です。昨今の情勢で気分が落ち込み気味なので、闇の深いキャラをやる元気が無かった…それだけでした。 そして定期ゲームのプレイ歴は女性キャラが多めなので、男性…
『青春まっさかりの男子高校生が良い!何も考えてなさそうなバカ騒ぎに乗れる男子高校生!あのノリで行こう!!』

 そうしてキャラが確立して生み出されたのが…茶木 史郎という少年でした。ある意味、今まで演じた事があるようで無い、普通の少年。それが彼のコンセプトです。

 感性や倫理観は現代日本の男子高校生が持っていそうな物で、基本的に明るく元気。陰キャとは言わないが、決して陽キャとも言えない、ちょっとダウナーな感じで…そう、放課後に特に目的も無く、友達とダラダラ過ごす時間が何よりも好きな感じの男子高校生。そんな感じを目指していました。
そこそこ社交的で人当たりが良く、ノリも良く、それでいて内心は変化を求めておらず、堅実的な考え方をする。頭もそこそこ、運動神経もそこそこ、身長もあまり高い方ではなく、顔面偏差値だけはまぁ割と良い。
本当にどこにでも居そうな男子高校生。それが彼です。

 ただ、それだけだとフタハナに参加する程の願いなんて、持って無さそうです。日常が好きでダラダラしてるだけなら、悩むとしたら未来の事か…若い少年の悩みとは?と、頭を悩ませました…
 ふと、思い浮かんだのは、ROOKiEZ isPUNK'Dの『コンプリケイション』という曲です。先が見えない不安を抱えるけど、明るくふるまう様な…そんなキャラが願う『願い』って何?
 曲を聞きながら色々考えた結果…『2年前に震災が発生した、別世界の日本』から来た少年、という設定が生えました。不安は未来にあるけど、その原因は過去にある…取り戻したい物があったら、それが願いになるだろうと考えました。
そうして『平穏な日常』が願いになって、これで茶木君の完成です。


5.白うさぎの異能と変化

ここからが本編デス!!(ドン
白うさぎに配られた異能は、今回話題になった『大罪因子』です。
『貴方の内側に眠る罪、欲望が少し強くなる』
という説明だけで、その実は完全な『無能力』という異能。これには良くも悪くも、大いに振り回されました。そして、白うさぎのキャラクターを決定づけたのもこの異能です。

 まず1日目、正直、異能が配られるまでPLはすっごくワクワクしていました。それはもうワクワクしていました。
先ほども言った通り、イノハナはこれが初参加だったもので…
『異能バトルの開幕だ!どんな能力が貰えるんだ?!強いのかな!弱いのかな!何でも使いこなしてみせる!!』
と、思ってたんですが、そんな茶木君に配られた異能は『無能力』…

 でも、まさか『無能力』とは思っていません。だって、初参加だから。
他の異能なら『HELP』の表記があって、異能の詳細が見れるという事すら知りませんでした。『貴方の内側に眠る罪、欲望が少し強くなる』という説明で全てだと、本気で思っていたのです。
だって、初参加だから。
 
なので、プレイ中に茶木君は『自分の異能が何なのか分からない。』と、しきりに言っていましたが、あれはPLが本気で困惑していたんです
JUMP移動で特定の場所に跳べる事が異能かな?それとも簡易探索でランダムで何かアイテムが取れる事が異能かな?等と、色々推測していました。(前のフタハナに無かったからさぁ)
まさか『無能力』だなんて誰が思うの?…と思ったら、他の大罪因子を配られた人たちは、運営にDMで質問していたらしいですね…何かの間違いではって……だから!初参加にその発想は無かったんだってば!!

 しかし、この無能力というのが、白うさぎにとっては幸運でした。今回は『人を殺すか、自分が死ぬかすると異能が進化する』と予め通達されていたので、戦える異能であるなら戦っていたでしょう。
ですが、彼は本当に普通の高校生、初日の時点ではあくまでテレビの企画ものだという体で考えさせてました。アリがちな一般人ムーブですね?
そんな彼が戦える異能、もしくは戦わなければ生き残れない異能を持っていなかったのはPL的にも救いでした。だって何すれば良いか分からないから、何もしなくて済んだんだもの。

……そろそろ、自分でも大罪因子に対するネガがしつこく思えてきたね。
いやでも、初参加でいきなり凄い能力をポンっと渡されるより、本当に良かったんですよ?『無能力』だからこそ、彼はそれまでと変わらない感性を持ち続けられたんです。
だから1日目は、近くに居た初参加のトキワさんと一時的なバディを組んだり、建設前のこなたの湯で溺れていたナナコお姉さんと知り合ってメッセのやり取りをしたり、全体通信で色んな人と胡乱なやり取りを交わしたりしつつ、のほほんと観光気分で散歩させてました。

 そんな白うさぎに最初の転機があったのは、2日目の昼頃。エネルギードリンク誤飲事件ですね。こなたの湯にお世話になって、ハチさんやこなたちゃんと知り合って、すぐ次の日に起きた事件です。
物資の収集の為に廃墟を歩き回ってる途中、落ちていたエネルギードリンクを飲んじゃったんですよ。1日目の夜に『暴走』が話題になったばかりで、エネルギードリンクの存在はまだ広まって無かったんですよね。
で、飲んですぐ、インフォメーションに暴走の表示が出てたのに気づいたんですが…アレはPLの肝が冷えました。
異能によっては暴走する物がある、という程度しか分かってなかったので、まさか大罪因子がその暴走する異能では?とか疑ってしまい、もう温泉に戻れないのでは…とヒヤッヒヤしながら逃げさせました。あの時は、PLとPCの心が完全にシンクロしてましたね。
白うさぎ自身はあの時まで、本当に誰も傷つけるつもりは無く、自分が死ぬとも思ってませんでした。でも暴走は否応なしに、誰かを殺すか、自分が死ぬという現実を突き付けてくる。テレビの企画だろとか言ってた一般人が、考えを改める暇も無く無惨に死んじゃうシーンですね?憐れ白うさぎ…
白うさぎとしても、自分の意思では無く誰かを傷つけるのは、絶対に許せません。せめて、誰かを傷つけるくらいなら、潔く自決しよう…
と、思ったんですが、そうはならなかった。

異常を察知した温泉宿の女将、ハチさんとこなたちゃんから、メッセージと全体通信の両方で呼びかけがあったんです。ハチさんからは現在の状況の確認と、対策をどうするかを考えるという提案がメッセージで、こなたちゃんからは全体通信で励ましの言葉を貰いました。会って1日の少年を励ましてくれて、本当にありがとう。(泣
この時、諦めずにいられたのはこの2人のお陰です…
実はこの時、ハチさんには暴走の原因を聞かれたので、『大罪因子』という名前を明かしてしまってました。如何にも暴走しそうな名前だったので…
なので、実は2日目の時点で、ハチさんは大罪因子の存在を知ってたんですよね…このお陰で、後からセイガ君とコソコソやってる事の説明がしやすかった気が、ちょっとしてる。
ただ、暴走は暴走なので、何とか逃げようとした白うさぎも人を襲ってしまいます。本当にラッキーだったのは、大罪因子のスキルがATK倍率0か1しか無いという事でした。実は大罪因子って、今回配られた異能の中でも一番安全な異能だったんじゃないですかね?流石無能力。
お陰で相手は無傷、こちらも無傷で暴走は終了…白うさぎの精神は全く傷つくことも無く、相手に平謝りして、すぐに温泉宿に帰る事が出来ました。
異常を察知してすぐに声をかけて、『帰ってこい』と言ってくれた女将2人には、本当に命を救われたと思いましたね。白うさぎが求めている物は、『暖かい居場所』だったので、帰れる場所として受け入れてもらえたのは救いだったのです。

 で、この時の一番のターニングポイントは、ぼく君…後のセイガ君が、白うさぎの戦闘をバッチリ見ていた事ですね。(もうツイッターでも散々言ってるけど…)
宿に帰って、皆に暖かく迎えてもらっている最中に、物凄くいかがわしいメッセージが来ました。

『先ほどの戦闘を拝見しました。その際貴方が使っているスキルについて、聞きたい事があります。私の友人が同じ異能なのですが、詳細が分からず困っているんです。貴方の知っている範囲で良いので、教えてくれませんか?』

…………うわ、絶対ウソだこれ。
まず間違いなく、友人が同じ異能って所は嘘だ。自分がその異能持ってるか、もしくは全く知らないから情報だけ欲しいって感じがする。そもそも話した事も無い相手の戦闘を見て、情報収集する気が満々って時点で怖い。
絶対、殺戮ムーブする人じゃん、これ…(メタ
と思ったので、『異能の説明文を教えやがれください』って返事をしました。これがセイガ君とのファーストコンタクトです。
これに対しての返答が、意外にもしっかりとしたもので、説明文も一字一句間違い有りませんでした。ただ、返事が早すぎる。
伝言ゲームで答えが返ってくるには、ちょっとだけ早い気がする。
やっぱり友人が同じ異能を持っているって所、嘘だな…?と確信したけど、そこはお互い様って事で…こちらが警戒している事をちゃんと分かってくれたようで、その後すぐに嘘をついたと正直に話してくれました。
ただ、そんな話をしている最中に戦闘してたみたいですけど…いきなりセイガ君が血まみれになっててビックリしたよね!
とまぁ、実は最初の頃は、白うさぎはセイガ君の事を本当に警戒していたんです。人当たりの良さが一番の長所な白うさぎでも、流石にあの怪しさは看過出来ませんでした。

でも、メッセージのやり取りをしている間に、戦闘によりセイガ君が死んで異能が進化…なんと、質問してきたセイガ君から、進化した異能の詳細を教えて貰いました。(この時、夜の人狼はログが残らない、という事も判明したんですよね。)
え、ちょ、その情報良いの?情報が欲しかったのはそっちじゃ…と思ってる間に、セイガ君は分かった事をどんどん報告してくれて…しかも、その情報に対する対価は要らないという…
アレ?この人、え、ちょ……ただの良い人だな?(確信
となって、警戒心は一転して、信用と…ちょっとした心配に変わりました。
この人…不器用っぽいというか…誤解されやすそうだな…って……
間違いじゃなかったね…

その日の深夜に、セイガ君がペロリ~ヌ3世さんの異能を奪おうとして、ただ殺すだけで奪えなかった(正しくはコピーするだけ)という事件がありました。
ペロリ~ヌ3世さんの異能は『即死』、バディでさえ触れたら死ぬ異能です。それを蘇生させてくれと頼まれて、すぐに名乗り上げる人が居るでしょうか?居ます。ここに。
情報の対価は要らないって言われたから、『じゃぁ嘘を吐いた事に対してのお詫びとして、情報を受け取ったという事でチャラな?』と言ったな…
アレは嘘だ!!しっかり恩を返させてもらおう!!(一度目の死
それと、不器用で真っすぐなセイガ君が、誰かを護ろうと必死に頑張っている様子を見て、その努力が悲劇になる事だけは防ぎたいと思った…というのが、白うさぎの本音でした。

が、夜が明けて朝の挨拶をすると、丁度セイガ君が死んでいるではないですか。ペロリ~ヌさんから奪った『即死』のせいで、また蘇生してもらえない状態になってるし…暫く寝てますとか言ってるし…
これには茶木君も苦笑い。手がかかる奴だなーと思いながら、二度目の死を選びました。
この時は何でか、別に死んでもいっかーという気になってたんですよね。借りを返すという意味では、ペロリ~ヌさんを起こした時点で済んでいたはずだったのに…それだけ、セイガ君の事が気に入っていたのでしょう。
ただ、せっかく起こしたセイガ君が、すぐにまた襲われて死にかけているのは白うさぎには笑えなかったですね。因みにPLは笑ってました。
 ただ流石に死なれては困るので、温泉宿に匿ってもらえるようにお願いしつつ、セイガ君に『誰かを助けたいなら、まず自分が助けを求められるようになれ』と説得したりして、何とか温泉宿に誘導してました。
……本当は、標的にされてる人を匿うなんて、かなりリスクあったかもですね。しかも匿う場所を思いっきり公表してるし…ちょっと迂闊だった。

 異能が進化したセイガ君の事は、この頃はどちらかと言うと羨ましいという感情で見ていました。誰かと戦いたくは無いけど、誰かを護りたいなら力が無いといけないというのも事実。つまり、自分が傷つく覚悟が必要ということ…でも、暴走した後の白うさぎは心が折れかけていて、その覚悟は有りません。
そんな時に、同じ能力(この時は無能)でも戦っているセイガ君は、白うさぎにとって憧れと嫉妬が半々という感じです。
同じ能力の人が、誰かを護るために活躍しているというのは嬉しい。けれど、自分がそれを出来ない事が悔しい。
バリバリにルサンチマンですね!!PL的には美味しい関係性…!
後付けにはなるのですが、この頃から白うさぎの言動は、段々と『傲慢』らしい方向に変わり始めた気がします。偶然だけどね?

ただ、この後から進化するまで、延々と無能力のまま拠点から出るに出れない日々が続きます。
戦闘をせずに花弁が残り2枚になっていたため、温泉宿の中でも無理をするなと釘を刺されていました。優しい、嬉しい…でも、動きたい…(ウズウズ
そんなモヤモヤを内に秘めつつ、せめて周りの人に手を差し伸べよう。
自分が可能な範囲で、出来る事は何でもしよう。と、前向きに行動しようとするのが茶木君の良い所。(実際の行動はPLのリアル事情もあって、あんまり出来てないけど…)
元々あった正義感が、フラストレーションと共に強くなりつつある…そんな時期です。
イスカちゃんと知り合ったりしたもの、この頃です。

そんな中、裏ではセイガ君と色々と相談したり、コソコソしてました。
他の異能も、表に出てくる人で被っているのは大体2,3人といったところ…大罪因子もそれと同じく、居てもあと1人という所では無いだろうか?
セイガ君が進化したのは強欲らしいけど、やっぱりそれが共通進化先ではないか?異能の情報は命取りになるから、互いに秘密にしよう。等々…
この頃は、大罪因子に対する理解が浅かったので、的外れな推測ばかりになってました。ただ、秘密を共有する関係というのもあって、白うさぎはルサンチマン拗らせつつ、セイガ君をすっかり信用してましたね。

そういう話をしていて、お世話になってる温泉宿でセイガ君の異能の話題が出た時に、宿からの理解と信用を得る為に、白うさぎも同じ異能だということを、ふんわりと明かしました。
……まさか、その話を聞いてる中にワダさん(大罪因子)が居て、ワダさんの知り合いに大罪因子が2人も居るなんて思わなかったよね。
丁度その頃、セイガ君の方でも他に大罪因子が居るという情報が入ります。

存在が確認された大罪因子はその時点で7人、となれば自然と『七つの大罪』が思い浮かびます。
じゃぁもう、進化先は強欲だけじゃないな?
暴食、色欲、傲慢、憤怒、怠惰、嫉妬があるはず…という話になり、セイガ君が主体となって、疑いのある人や因子持ちと確認出来た人を集め始めました。
この頃、白うさぎは異能の予想をセイガ君に話しています。

暴食…食料調達にメリットがあるか、飢餓というデメリットを持つ。
嫉妬…相手の能力か、相手自体に何がしかの干渉が出来る。
怠惰…停滞させるスキルを持つか、何がしか妨害系の能力では。
色欲…バディと何かをすると、大きなメリットがあるのでは。
憤怒…暴走するのでは?

と、こんな感じの予想を立ててました。あながち間違って無かったなぁ…
因みに、傲慢は全く予想が出来ないと言っていました。
プライドが高いって、異能で言うと何になるか分からなかったのでぇ(PL事情
まさか、自分自身がその『傲慢』とは思わなかったです。ハイ。

で、その後セイガ君が集めてくれたメンバーと合流し、初めての『大罪因子』の話し合いが始まります。
大罪因子…名前からして物騒で、白うさぎも何度も警戒したものです。
そんな能力を持たされたのは、どんな面子なのか…

………皆、めっちゃ礼儀正しいし、人当たりが良い。大罪とは?
セイガ君、白うさぎ、ワダさん、小雛さん、カフェ店員さん、ゆうりさん、ナナシさん、プリミティブ佐藤さん…皆、穏やかな人でした(この時点では…)
それで集まった人たちで分かっている事を共有し、まだ進化してない人を進化させよう…と、なったのですが……
ここから先は、自分でも思い出したくないなぁ…
温泉宿では皆が知ってる…温泉宿誤爆殺傷事件……
小雛さんに協力を依頼して、もう花弁が2枚しかない白うさぎに、同意の上で殺させて貰って、お互い進化しよう!という計画が始まったんですが…
まず最初に行った戦闘では、上手くいきませんでした。こちらが仕留め損ねてしまったんです。で、襲撃クールタイムが終わったら、すぐにまた戦闘を試そう!という話になってました。
小雛さんには確実に倒されるように、ギリギリまでHPを減らしてもらっていました。更に、小雛さんのバディは何とイスカちゃん…この時まで知らなかったんですよね。ビックリした…
兎に角、そんな状態でこちらの襲撃待ちの為に外に居てもらうのですから、非常に危険な状態で付き合って貰っているので、内心焦っていました。
そのせいなのか何なのか…クールタイムが終わってすぐに襲撃しようとして、襲撃リストの中から小雛さん達を探そうとホイールを回し(カチッ
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……………今、何をクリックしてしまった…?

なんと、思いっきり手を滑らせて、クリックしたのは…温泉宿の防衛に入っていた、ハチさんとこなたちゃんのバディ…
暴走した時に、励ましてくれた2人に、白うさぎは攻撃を仕掛けてしまった訳ですね。しかも、ハチさんが…
これには、PLもPCも精神がズタズタに…いや、一番驚いて悲しんだのは攻撃された側の2人なので……思い出す度、リアルに吐きそうになるね…

申し訳ない。
さて、PLはともかく、白うさぎにとってもこの事件はあってはならない事。
精神的に尋常じゃない事になってしまいました。
他人を傷つける事自体が嫌なのに、まさか命を救ってくれた恩人である2人を、更にはバディを組んでいたセイガ君に手を汚させてしまった…と、罪の数え役満状態、もう掲げていた正しさも何もあったものじゃ無い。
それでも、温泉宿の皆と別れるのは耐えられないので、とにかく謝りました。許されなくても良いので、ただ裏切ったとは2人に思われたくなくて、とにかく必死に謝罪するだけでした。

それに対して、ハチさんは抱きしめてくれました。
もう、頭が上がらないっていう次元ではありません。何が何でも、温泉宿を護らないといけない。例え自分が犠牲になろうとも…
誰にも口には出しませんでしたが、白うさぎが自身に誓ったのはこの時です。
(結局、白うさぎがどうこうするよりもしっかりと考えられた対策があったので、出来る事は無かったんですが…)

こんな事件があり、一度は異能を進化させるのを諦めたのですが…それでも進化させるチャンスを見繕ってもらったので、『gift』を受け取りました。

その結果、白うさぎに与えられた異能は『傲慢の冠』に進化しました。なんと、傲慢では小雛さんに続いて二人目です。

大罪因子

画像3

その効果はある意味で絶大、しかし、諸刃の剣というもの。
何といってもこの防御力は圧巻です。

最終装備

3000て…何?
数字だけ見ると馬鹿の発想…しかも、異能発動時には王冠と豪華な衣装が出現するし、王冠の光は吸血鬼や人狼にすら特攻がある『光属性』という…なんとも見栄えがカッコいい異能です。
とは言え、一撃でも喰らえば終わりというピーキーさもある…油断すれば一瞬で命を落とします。
PLとしてはそんな所も含めて、とても大好きな異能です。I LOVE 傲慢!

この異能を、白うさぎは『無私のプライド』と名付けました。
無私とは、『我欲を廃し、他者の為に力を尽くすこと』
自分が求めていた『日常』を護るために、自分の全てを仲間の為に捧げるという決意が、彼の傲慢の源という訳です。
白うさぎの献身の精神は、大体は一方的に押し付ける物ですからね。
この瞬間まで、無能力のまま1人は皆の為にという精神を貫いていたのだから、ある意味では傲慢なのです。(PL解釈

さて置き、傲慢が発現した、というのは当然ロールにも適用していきました。それまでも、何となく態度が大きい時もあった白うさぎですが、この日を境に、態度が大きくなるような言動をちょこちょこワザと取るようにしてました。
……そしたら、逆に何かキャラとして立ってきたというか、活き活きし始めましたねぇ。白うさぎの真骨頂、それが傲慢ロールだったかも…?

………ところで、ここまでで既に1万文字に到達するようなので、ここで一旦切って良いでしょうか?良いですよね。無駄に長くしすぎた!!
という事で、続きは後半として改めて纏めます…許して。

それでは、ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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