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香水買おうと思った話

がむお

生まれて初めて実店舗にて香水を買った。NOSE SHOP で。

私が住んでいるのはクソ田舎の山中。コンビニすら車無しでは行けない。スーパーすらせいぜい農協直営くらいしかない。図書館は午後しか開かない。そんな中、車で1、2時間移動すれば行ける距離に初めて NOSE SHOP が出来た。要するに都会である。
よっしゃ行こう!!と張り切って香水を買いに行った。

何故 NOSE SHOP にそこまで乗り気だったのかというと、私は十余年Twitterの濁流に生息するオタクなので、そこで話題になっていたことはなんとなく覚えているからだ。香水ガチャ、なんか昔見たよ。

それで一番欲しかったやつがこれ。

限定に弱い。
あとシンプルに小さいとはいえ香水3種で ¥3,300- は安いなと思った。
実際にサンプル嗅いでみて一番気に入った「赤丸(こっくり)」を購入。

その上で一目惚れして買っちゃったのがこれ。

ほんとはその場で買うのかめちゃくちゃ迷ったのだけど、15mlの在庫があったからもう買うしかないなと思った。運命。グッバイなんかさせない。
か、金遣い荒くないですか……??
まあオタクは勢いよく金使っちゃう性なんだと思う。

実のところ、香水は好きだがブランドとかはわからない。
自分でアロマオイルを調合して好きな香水を作るのが趣味のひとつ。
でも、推しのコラボ香水とか買って使っていくうちに、既製品も良いなと思うようになった。

家にあるアロマオイルは柑橘系とかお花とか、リラックス効果があり、なおかつ揮発が早いものばかりだった。所謂ベースノートに当たるアロマオイルがほぼ無いので、自作香水はあまり香りが継続しない。構成が浅い。

既製品…… NOSE SHOP で買ったものはどれも継続時間が長く、そして深い味わいを感じさせる。プロすごい。絶対家でこんなにすごいの作れない。実店舗で好みの香りの系統を割り出せただけでも十分収穫だ。

赤丸のミニ香水の中でも一番気に入ったのがこれ。

香りの説明文、割とそのままのかんじ。熟した果実。
めちゃくちゃ気に入ってね～～!!まだ一度しか使ってなかったのに!!

それではこの記事のサムネイルを今一度御覧ください。
これが被害者の哀れな姿です。

そして私のアイコンを今一度御覧ください。
これが加害者のプリケツです。

くっ……かわいいな……

そう。おいぬが何を思ったか齧ってガラス容器を割ったのである。
甘やかで、芳醇で、官能的な香りが、おいぬの豚骨ラーメンとポップコーンの匂いと混じり合い、額から漂うのだ。
なんでや。おいしそうだったかなこの香り。ピンポイントでお気に入りを狙いやがって。

別においぬの口が届く範囲に置いていたつもりはないのだが、しかし届いてしまった。なんてこったい。執念、畏るべし。

今でこそこうして茶化しているが、実際目の当たりにした時は呆然とした。
半笑いを浮かべておいぬから香水を回収し、容器の底に残った少量を百均のアトマイザーに移し替え、リビングに充満する香りに改めて好きだと確信し。
そしておいぬの体をひっつかんで匂いを堪能した。いぬ、洗ったばかりなのに既にくさい。

しかもその日遠い親類の葬式があったのだ。え、こんな甘い香りを漂わせながら葬式行くんか?? マジか。
とりあえず手は必死に洗った。

まあ葬式は何事もなく終わったから良いんですけど。

喪失感がそこそこに大きい。お気に入りだっただけに。
最推しは無事だがそれはそれ。
残り香を吸い込みながら、やっぱオタクとして、アレをやるかぁと決心した。

推し香水をオーダーしよう。

というわけで推し香水のオーダーとその結末についてレポを残すために、noteはじめました。
シンプルにTwitterのフォロワーがnoteはじめてたからっていうのもあるんですけども。

推し香水レポってnoteが一番、人目に付くんじゃないですかね。私がオーダーする時もずっとここで探していたので。前例はあればあるだけ誰かの助けになるだろう。多分。
Twitter見てもnoteかぷらいべったーが多かったかな。でもぷらいべったーは単体では人目につかないので、こちらで。


そうでもなきゃ今更noteになんか登録するわけないだろ。

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