怒り
感情の中で最もコントロールしたいの願われているであろうものは怒りであろう。
私は幸か不幸か怒るのが苦手である。
そんな私にとっても許し難いことは起こる。
大層なものではない。長年の友人との他愛のない会話の一言である。ただずっとコンロの隅の油汚れみたいにずっと残っている。
なぜだろうと考えた結果、私はその一言に対して怒っているのであろうという結論に辿り着いた。
私の嫌なことに対する対応は主に2つだ。
・忘れる
・嫌な人、事象から離れる
後者は難しいので今回は前者の対応になるであろう。
ただ問題なのが、現状それができていないということである。私は大抵のことはご飯食べて風呂入って寝るとどうでも良くなっているシンプルな仕組みになっているのだが、それでも忘れられないということはよほど気に障ったらしい。
私は案外自分で思ってるより根に持つタイプなのかもしれない。
さて困った。忘れるというのは難しい。シロクマのことを考えないでくださいとお願いすると全員シロクマのことを考えてしまったという実験があった。意識してしまった時点で負け濃厚なのだ。
吐き出すのいう選択肢もある。ただ会話で不快な感情をエサに雑談するのはあまり好きじゃないし(人の愚痴を聞くのは苦にならないのに)SNSにも近しい人たちの目に留まってしまうという理由で吐き出しづらい。となれば手帳などのオフライン媒体に書き出すのがいいのだろうか。ただ一度書き出すと不快感情をコレクション、蒐集してしまいそうで怖い。折衷案でこの誰も読まないであろうノートに思いつくままつらつらと駄文を流し込んでいるのである。
書いたらどうでも良くなってきたからこの行いは成功なのかもしれない。お昼寝しよ。
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