フリートークが苦手な人向け(元)司会者が学んできたフリートークについて

司会者の根幹であるアナウンス系専門学校で、フリートークの勉強をした時に学んだ事からの内容になります。

そもそもフリートークって何?

フリートークと言葉は聞きますが、これまた意外とふわっとした言葉ですよね。

フリー、というのだから自由に話すということは何となく分かるとは思いますが、じゃあ一体どんな話題をどのように話していくのかって言われると……なかなか「むむむ」となる方も少なくは無いと思います。

実際のフリートークというものは議題や議論としてではなく、その場や雰囲気に合わせて自由に、時には何かテーマからトークをしていく物の事を表します。

「それって雑談じゃん!」と言われるかもしれませんが大雑把に雑談とどう違うかと言われると、人に聞かせるレベルのものはフリートーク身内だけでワイワイ盛り上がるレベルなら雑談という認識で大丈夫だと思います。

そんなフリートークですが、基本的には台本があるようなものでもなく、その人自身が経験や知識をその人の感性で話す事になります。その人自身のパーソナリティな部分が反映される事が大きく、貴重な体験珍しいセンスを持った人ほど話が面白かったり興味深いものとなります。

じゃあ貴重な体験をしていない人は?あんまりセンスない人は?

そんな人でも、日常での物の見方を少し変えるだけで驚くほどトークが出来るようになったりするやり方を書こうと思います。

今回はフリートークの練習法も含めて、色々書いていきますよ(=゚ω゚)ノ

フリートークの話すネタについて

「フリートークのネタ……ネタ帳とかかな?」「そもそもなかなか話すネタが思い浮かばない!」

となるかもしれませんが、まず最初にフリートークの話すネタは日々の練習や研究からどんどん増やしていくものです。

基本的には同じ内容の話は同じ人には出来ないので必然的にフリートークを多くする職業の人は常日頃からネタを探しているのはまちがいないですけども。とはいえ、芸人さんのようにネタ帳をつけて話のオチはこれで……というものばかりがフリートークではありません。

あなた自身が感じたものを話していく、会話なので当然といえば当然ですがこれがフリートークの第一歩であり、基本となります。

そのなにかを感じる為の物事のインプット(入力)が大切なんです。

というか、何もインプット(入力)していなければそもアウトプット(出力)できませんしね!

そのために必要なポイントが、色んなものに興味や関心を持つことです。自分が好きなものであれ苦手なものであれ興味を持つことがインプットにつながっていきます

好きなものであれば、何故これが好きなのかを考え、嫌いなものであってもどうして嫌いなのかを考える。

知らないものであれば、新しく自分の知識として。知っているものは、それを新しく誰かに語れるように

そこからつながって、「これのこの部分が好きだからこれを広めよう!

これが嫌いなのはこういう感想を持ってなんか苦手なんだ……

おお、この分野初めて聞いたけど興味ある!

これは自分の分野だから、知らない人に広めよう!

このように様々なものへの関心や興味から、トークのきっかけとともに語れるネタを増やしていくんです。

トークのスキルは二の次にして、まずは様々なものに興味、関心を持つことがフリートークの第一歩となります。

フリートークの練習

様々なものに関心を持てるようになったら次のステップとなります。

次はその関心を持ったものをどうやってわかりやすく、どうやって広げていくか、という点のお話となります。

一つお題と考え方の例を出します。

お題「昨日の帰り道で起きた事から何かフリートークをしてください。

まず最初に昨日の帰り道のことを思い出します。インプットが出来るようになると普段の通勤中や歩いて見えるものの景色ですらインプットの対象になりますので、街や物を見る目が少し変わってきます。

なるべく多くのものを見聞きし、常に色んなものに興味や関心、視線を向けて思い出せるようにしていきましょう。

では例えば、「昨日新しい飲み物の広告ポスターを見た

ここから広げていきましょう。

まず最初に実際何を見たか、を広げるようにします。

昨日新しく〇〇社からでたエナジードリンクの広告ポスターを見たんですよ。

これで何を見たのかが具体的に分かるようになりました。

次にそれを見てどう思ったかや、自分の知識をつなげていきます。

「昨日新しく炭酸飲料で有名な〇〇社から、新しく出たエナジードリンクの広告ポスターを見たんですよ!最近色んな会社がエナジードリンク出してますよね……ついに〇〇からも出たのか、と気になっちゃいました。今度買って試してみようかなっていっつも思うんですけど、つい忘れていつも飲んでる方買っちゃうんですよねぇ。今度は忘れないようにメモしないとなあって思いました。」

これでその話への感想が付きました。ここの後に問いかけ(~さんはよく見るんだけど、つい忘れちゃうようなものってあります?)等をつけて相手に投げてもいいですし、一人で話す場合や、まだ話をふくらませるならば、その話した内容のどこかに焦点を当てて話していくことになります。

例えばつなげるならばこんな感じに……

ここから先は

1,552字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?