先日行ったウタカゼ卓のストーリーテラー
先日行ったウタカゼのストーリーテラーを記載します。
〇日付:5月15日
〇システム:小さな勇者のRPG ウタカゼ
〇シナリオ名:うさひげ勇者
〇GM:えきまゆ
〇PL:よみ茶さん、浅葱さん、シロクマトマト
〇PC:セタ、ラルム、ルーク
以下よりうさひげ勇者のネタバレが含まれます。
〇内容
あれは私が16歳の時のことだったかな。
ウタカゼにやっとなれて晴れの初任務で、2個上のセタ、ラルムと一緒に郊外の見回りに行った時のことだった。
その日はとてもよく晴れていてきっとお天道様も、私達の門出を今考えると祝ってくれていたんじゃないかなって思うよ。
初めは移動のためにウサギを借りに牧場に行ったんだよ。
あぁ今思い出すだけでも恥ずかしいが、私は初めウサギにうまく乗れずに落ちそうになってしまったんだよ。セタとラルムはウサギを手懐けるのが凄く上手かったな。あの時私は乗るのに精一杯だったが、2人は落ち着いて乗っていて今考えても凄く頼もしかった思い出があるよ。
ウサギに乗って牧場を後にし街の外周を確認していると、木に挟まって宙を見ているウサギを発見したんだよ。一番最初に見つけたのはラルムだったな、3人とも挟まっている場所が高くて初めはどうしたら良いかわからなくてあたふたしてたんだったよな。
そんなあたふたしていた時にセタが、「ウサギさんを一列に積み上げてその上に乗れば良いんじゃない」って言ってくれたんだったな。
今考えるとかなり斬新な案だったな。その時確かラルムが「ウサギさんが怪我しちゃうかも」って冷静に判断をしてくれて、私がじゃあピラミッド型に積んでみれば良いんじゃないって提案したんだったよな。
ここで初めて3人で知恵を合わせて問題解決したんだよな。懐かしいなそれまでは訓練場で決まった練習ばかりで、トラブルが発生することは無かったからここで初めて現場に出た実感をしたんだったな。ここでウサギを助けた時にひげが取れてしっまって痛がっていたウサギを私の歌で慰めたのも良い思い出だったな。あとここでそのウサギからひげを貰ったんだよ。
ウサギを助けた次に向かったのは町の巡回をだったな、新人の私たち3人を沢山の方たちが歓迎してくれたのを今でも覚えているよ。すごくうれしかったな二人も嬉しかったと思うんだよ。
そんな顔見せをしている時たっだんだが、町の端の方が騒がしかったから向かってみるとリス族が町の住人を襲っていたんだ。そうそうここで私とセタがあたふたしていたらね、ラルムが「3人で取り押さえよ!」って言ってくれたんだったな。
3人で住人を襲っているリスに「せーの!」って言って飛び掛かったのは今でもいい思い出だな。3人で一斉に飛び掛かるのが成功して、リスを取り押さえてみて話を聞いてみると名前はカリンと言って楽器職人だったな。
町まで何をしに来たのか聞いてみたら、バイオリンの弦に出来そうなものを探しに町まで来たらしくて私たちウタカゼに知恵を貸してほしいって頼まれたんだよ。
そこでさっき助けたウサギから貰った、ウサギのひげを渡したらすごく喜んでくれて代わりにクルミを貰ったな。あのクルミ後で食べてみたらすごくおいしくて、あの後何度かリス族の住む町まで行って買いに行ったな。話がそれちゃったね、あのあげたウサギのヒゲでいい音が鳴る楽器が出来たのかクルミを買いに行くついでに紫檀の集落まで行ってみたら凄くいい音が鳴るバイオリンが出来てて一緒に演奏をしたんだよ。すごく楽しかったよ。
そのあとは、あそうそうここからが一番の見せ場だぞいいかよく聞いてくれよ。でね、私たちは町を後にしてウタカゼの龍樹がある方に向かっていたんだよ。
そしたら、向こうの方で2羽のニワトリが引っ張っている暴れ馬車にネズミ族が必死にしがみ付いているのが見えたんだよ。
でそのネズミ族着ている服装をよく見てみると貴族みたいな服装をしていてね、周りにも人が居てそこの中の誰かが「あの馬車の中にお嬢様が!」って叫んだんだよ。
私たち3人があの暴走馬車をどうやって止めようか悩んでたらね、馬車の後ろからものすごく大きいイノシシが追ってきたのが見えたんだよ。そこで3人で話し合って、暴走馬車を止めるか巨大イノシシを追い払うかの二手に別れようってなったんだよ。
私は今もそうだけど、戦いが苦手だったから馬車を止める方に回ったんだよ。でねラルムとセタは戦いが得意だったから巨大イノシシを止めに行ってくれたんだ。
ラルムとセタはあの時、自分よりも何倍も大きい巨大イノシシに怖気ずくことなく挑んでいいて格好よかったな。
まず、ラルムがイノシシの顔面目掛けて赤い布を投げて命中させて、そのあとセタがイノシシに向かっていつも使っているブーメランを投げて顔面にあてて追い払ってくれたんだよ。やっぱり二人は私にとっての人生の先輩だなって戦っている姿を見て思ったんだよ。
二人が巨大イノシシを追い払ってくれた後に私は、楽器を使ってニワトリを止めたんだったな。これがさ、いつもより上手くいってさ直ぐに止めることが出来て良かったよ。
助けたあと、馬車から出てきたお姫様から助けてもらった腕を見込んで私に使えないかって誘われたんだったな。まぁあの時の私たちは、やっとウタカゼに成ることが出来てこれからだってところだったから断ったんだよ。
そのあとお姫様をお城まで送って私たちは龍樹に戻ったんだ。
昔話はおしまいおしまい、なんか後で聞いた話それから私たち3人のことは「うさひげ勇者」なんて呼ばれてたらしいね。
〇感想
初ウタカゼとても世界観が可愛くて心が綺麗になったような気がして、もし今後機会があればまたやってみたいなと思わせてくれるそんな卓だったなと感じました。
今回GMをやってくれたえきまゆさん、一緒に遊んでくれたよみ茶さん、浅葱さんありがとうございました。次回機会があればよろしくお願いします。