タチウオのタナが違う。「タチウオのウキ釣りのこと」
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こんにちは、しろいたちです。
「タチウオのウキ釣りのこと」にようこそ。
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今回は、タチウオのウキ釣りでとっても気になる?「タナ」のことについてです。
タチウオを釣ってるときによく周りのウキも見ていますが、ウキが沈んでいたり釣れていたりすると、「どのくらいのタナで釣ってるんだろう?」
どれくらいの水深にタチウオがいるのか?
タナが違うから自分のエサには食いつかないのか?
とても気になる所です。
実際、しろいたちが何匹か釣っていると・・
一番聞かれるのが、
「タナはどのくらいですか?」
っていう質問なんですが・・・
一般的によくあたりがあるのは、2ヒロぐらいかな?
タチウオの顔を見てみると、
下アゴが出ています。
これは、エサとなる小魚を下から狙って食べる為でしょうね。
さらに、目も上の方についていますので、タチウオは自分より上方向を見てエサを探していると考えるのが自然です。
このアゴの形と目の位置から エサは、タチウオの泳いでる層よりも上にある事が重要になります。
ところで・・・
タチウオを釣る時のこの「タナ」ですが、
多くの方が、
上から何ヒロにするか
と考え、
1ヒロ半とか2ヒロと、決めていると思いますが・・・
しろいたちは、違います。
タナを決めるのは、
「水深にたいしてどこにエサを置くか?」
と考えて決めます。
そのため水深のわからない初めての釣り場では、最初に水深をはかります。
そして、水深の真ん中から少し下が基本のタナです。
10mの水深なら5~6mくらい。
しかし、最初に水深とは関係なく2ヒロがあたりが多いと書きました。
また、ハイシーズンなどの夕方のじあいでは1ヒロぐらいの浅いタナの方が釣れる事があります。
それがわかっていて最初から
水深の真ん中から少し下が基本のタナで釣る理由。
じあいは30分、長くても1時間ほどでタナは深くなっていきます。
活性の高い時間は、エサが落ちていく途中でも食ってくるし、
じあいの時間は小型のタチウオが多いので、小型が先に食ってきてしまいます。
深い所の方が、大きなタチウオが食ってくる事が多い事。
そして、重要なのは誘うためです。
さそいの重要性、さそいのかけかたはこちら。
いままでタチウオを釣ってきて、タチウオが釣れるタナは結構ひろいと思っていますので、どんな釣り場でも、1ヒロ2ヒロと決めて釣っていても釣れると思います。
実際、1や2mぐらいタナが違ってもあまり釣果に影響がない事もよくあります。
他にも、約10mの水深で、7~9mの所でもタチウオは釣れますので、ほとんどのタナでタチウオは釣れるのです。
しかし、水深のほとんどの所でずっとあたりがあって釣れる事はほとんどなく、時間によってタナは上下したり、タチウオの回遊する群れの大きさなどにもよるのだと思っています。
タチウオの群れの大きさや回遊の違いなどはこちら。
ほとんどの深さでタチウオは釣れますが、やはりタチウオのたくさんいる層はあり、その多くのタチウオが餌を見る所を考えるのです。
そして、タチウオの中でもより大きいサイズのタチウオを出来るだけ狙うために。
いろんな理由で、水深の半分より下のタナを基本としているしろいたちのタナは、深めだと思います。
でも、多くのタチウオを釣っていますので、間違ってはいません。
それは、タチウオの泳いでる層が、エサのある所よりも下であっても釣れるからです。
最初に書いてた事とは反対の事になります。
タチウオのアゴとか目とか・・・
どういう事かといいますと、
活性の高い時は釣れますが、低くなってきた時、タチウオはがんばって泳ぎたくないのです。
例えば・・・
水深が10mで
エサが3m
タチウオは5mの層を泳いでます。
しろいたちのエサは6m。
この時、タチウオが活性が低いと、2m上のエサが
落ちてこないか
落ちてこないかと
待っています。
食べたいけど、
2mを泳ぎたくないのです。
でも食べたい。
しろいたちのエサは6mの設定。
タチウオの目の前をしろいたちのエサが落ちていきます。
つられて追いかけるのです。
さらに、さそうことで目の前にエサがきて下に逃げていくのです。
私達もテンション高い時は、少しくらい動くことに何のためらいもありませんが、テンションの低い時は何かと動きたくないもの・・・
そんな時に目の前に美味しいおやつを手に持った家族がきて・・・
「食べる?」って聞かれたら、起き上がるでしょう。
タチウオの目の前を通すように深めの設定にしているのです。
最後に注意点
タナは、時間、季節、天候、海水温、対象の小魚、釣り場などが複雑に絡み合って変わります。
浅いタナで釣っている時に気をつけるのは、タチウオのタナが変わって、深くなると、さそっても釣れなくなるという事。
逆にタナが深い場合は、さそわないと釣れない事がある事。
しろいたちの経験上では、
タチウオのタナは
明るい内は、深め。
まづめの活性の高い時は、浅め。
その他の時間は、中層。
渋い時はだいたい、深めの事が多い。
大型のタチウオは、深め。
小型は、浅め。
夜中に突然浅くなったりする。
しろいたちは、こんな時にタナを変更します。
しろいたちの場合の考え方ですので、状況などによっては違う場合もあります。
あたりがない時。
もちろんですよね。
深いタナで釣っている時に、大きくさそわないと釣れない場合は、タナが深い場合が多いので、浅く変更する。
でも、小型のタチウオが釣れる場合は、そのまま深めのタナを狙います。
必ず、大きめのタチウオが深めを回遊する事を信じて・・・。
全くあたりがない時はさらに深めを探ったりもします。
特にシーズンの初めと終わり。
夕まづめが終わった時、朝まづめが始まった時。
まづめの時間は浅めに、終わったら始まったら浅く変更。
夕まづめまでの明るい時間はより深くしてます。
でも、まづめの時間からは基本の中層から少し下で釣ることがほとんどで、釣れるか釣れないかの様子を見て、釣れないなら、浅く変更。
より大きなサイズを釣りたい為と、ほとんどの場合、30分もすればタナがあってくる。
大型の気配がある時。
もちろん深くに変更。
水深の違う沖を狙う場合や逆。
水深にあわせて、浅く、深くに変更します。
少し沖にかけあがりががある所など、かけあがりの深い所を狙うのか?浅いところを狙って仕掛けを流すかによってタナは変わってくるので変更します。
タチウオの活性が悪い時。
タチウオの活性が悪い時は、タナが狭くなりますのでタナがあっていないと、あたりも減ります。
タチウオの数が少ない事が多いので、タナも慎重に変えて探していく感じです。
タナを変更する時は
通常は、1mぐらいの単位でする事がほとんどです。
タチウオの活性が悪い時は、細かく30~50㎝ぐらいの変更。
重複する所もありますが、こちらもタナについて書いてます。
あたりがないのは、仕掛けのせい?
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