幸せって、長いんだ#91
「幸せとは今あるものに気づくことだよ」という言葉を最近よく目にしたり耳にしたりする。すごくよくわかる。頭では。
「でも、そんなこと言われてもないものはないじゃないか」と駄々をこねる子どものように反抗していたのが、これまでの人生だったのだろう。
一時的で即興的な快楽を幸せだと思っていたし、それ以外の幸せはないと思い込んでいた。さらには、いつだかに染み付いた「自分は幸せになってはならない」信念が、その思い込みを疑うまでに至らなせなかった。
そんな自分が今、これまでとは違う質感の幸せを感じている。
今日、とっても嬉しいことがあった。本当に、本当に嬉しかった。それは今日の対話でのことだ。
こんな自分でも誰かのためになるんだ、と心から思わせてくれ、自分自身に対してもこれまでよく頑張ったと認められることができた体験だった。
ただただお互いが感謝しあうだけの時間と関係性。そして、この関係性はこれからも続くのだろうと思う。そう思うと、離れていたとしても、その方の存在そのものやあの時間に感謝するだろう。そう、幸せというのは長期的なものなのだ。
愛読書である「Your Life As Art 自分の人生を創り出すレッスン」でロバート・フリッツは次のようにいう。
一緒に過ごした素晴らしい時間は現実で、真実で、素晴らしい時間だった。そして、その時間は終わった。終わったからといってその瞬間の関係性の深い価値は無くならないのである。(p.369)
一時的で即興的な快楽を幸せと思っていた自分にとって、この「一時的で即興的」というところに「幸せはその場限りのものである」という信念が潜んでいただろう。だが、もうこの信念という名の幻想は消えた。そして、今日感じた幸せはなくならない。ず〜っと自分の胸の中で居続けてくれる。
「幸せとは気づくもの」という言葉の背景には、「自分がこれまで結んできた関係性の価値に気づきなさい」というメッセージなのかもしれない。
そう思えば、たくさんあるように思うし、これからもたくさん出会えそうな気がする。これからが楽しみだ。
あと、引用しようと本を手に取ったら、線を引いていたけれどすっかり忘れていた一文が目に入ってきたのでここに残しておきたい。
私たちは助け、助けられる存在である。本物の奇跡は、私たちが出会って縁を結び、お互いの人生に密接に関わることそれ自体なのである。(p.370)
そうか、奇跡起こったんだ。
心から「ありがとう」と伝えたい。
2022.2.6.23:54
ここから先は
awai リフレクションジャーナルクラブ【LIFE】
【こちらは2022年6月よりawai Lagunaの活動へ移行します】 リフレクションジャーナルを綴ることにご関心がある方はawai La…
awai リフレクションジャーナルクラブ【INTEGRAL】
【こちらは2022年6月よりawai Lagunaの活動へ移行します】 リフレクションジャーナルを綴ることにご関心がある方はawai La…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?