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習性の生き物に反した理性

夢遊病



起きたら
買った覚えのない服
肌の露出

財布の中には三万円


考える事が続かない
意識を失うように
また眠った


るい、


るいっ


ボヤけた視界に
涙を浮かべたあの人


「あ、寝ていました、すいません。
すいません、、すいません、、、」


私は打たれる事を覚悟しだす


あの人は私の財布の中の三万円を見て
目を見開き震えている


しばらく言葉に詰まる
見たことない
様子だった


涙が勝手に流れる様子をぼんやりと
見つめた記憶


「・・したのか」


「あの、もっと、昔に、」


「わかった。言わなくていい。わかった。
言わなくていい。もういい。」



○○の店でスーツを


え?私が行く。

ごめんね。今日はるいと行こうと思うんだ。

え?どうして?

そうゆう気持ちの時もあるんだ。



わかっていた。



分かっていたけど
考えること
息を吸うこと


なにもかも


やるきにならなくて、、



諦めた時



そこに在る容姿は見えなくなっていた


わたしを貪るあなたは
懐かしく知らない久しぶりの貴方


四方八方


どこをみても
何処を見回しても
鏡だらけ


息を吸うこと
考えること
放棄した
わたしは


ただ
めをあけていた


めをとじる
ぼうえいほんのうを
わすれていた


そこから意識が途切れた



泣いている
宥めた
涙に何かが出ているの?


どうして
貴方が
いとおしい


そう感じた



「愛したくはない」



理性の声が響く脳内



母の知り合いの人
この場所は良い所だと言われて
良くない場所に足を運ぶ毎日


その場所で


容姿は全く似ていないのに
心は「貴方そのもの」
そのようなsexyな人と出逢う


私の目を見つめる瞳の奥は
懐かしくて知らない貴方を思い出すばかり


「きっと、人生が少し違えば、、」
「きっと、こんな感じの青年で、、」


彼は魅惑的にsexyに笑う


私は彼とひたすら会話していたかった


彼は


わたしの動機と彼の動機は
すれ違う


彼は私を抱く
心を抱こうとする


どうして、あの人から逃げて来たのに、
どうして、あの人をみつけた?


この人は「私のあの人」ではない。
この人はこの人だ。


私の中の「あの人」は「消えてほしい」


私は容姿が陽炎🥀さんに似ている彼に
身心を染めるかのように
彼の思うままに受け入れ続けた


屋上の夜空を二人で見ている時
突然、自分の肌にタバコを押し付けたくなり
押し付けた


彼は私の言動と行動に心が離れていく


彼との心の距離は遠くなって行った



目が覚めると


わたしをみだす
見知らぬ懐かしいsexyな「知らない誰か」


その私の体に伝わる幸福な変な気持ちは



見境ない性格の種を撒く
やがてその欲の為に奪いたくなり
関係ない人まで傷付ける
理性の破壊を促す心理
そうやって
知らない危険な誰かになっていく


それを知っていても
求めて病まない心を知る


そんな自分に私は蓋をする


四方八方の鏡に映る
わたしと懐かしい知らない誰か


甘美と毒に埋もれてこのまま
目が覚めない方がいいのかも知れない


目を閉じていても
目を開けていても



物事は事柄は



みんな、なにかの、いきじごくのなか、


体と心に伝わる砂糖のような甘美は
トラブルと試練を連れてくる


そんな私になって
子供を宿して
母親になって
子を教育?



一生、押し寄せてくる、歪な性欲に、
毒され続ける人が親になる、


それは


私の親と同じ事をするだけ



こうやって
私の思考は出口を見失いそうになる


過ぎりが止まらなくなると
制御することに追われる


だからといって
主人がわるいわけではないと思う。


誰がわるいなんて
ないのかもしれない。


人間は半分
動物で
発情したら獣になる


それは


わるいようにみえて
わるくはない


直ぐに生命は消えるかも知れない
危機感を常につくりだす


性と野心と争い


そんな儚さを
求めて
愛する?


習性の生き物



・・支離滅裂、終わらない






































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