評価は少なくても
心に響き渡る
和の美しい音色……
桜は
巫女は
もう
いやじゃなくなりました
あの頃のわたしは彼の
欲望の中から愛を探して拾って……
残酷だけど理解し難いけど……
彼がくれたものは
お金では買えない想いでした…
立場を取り払い
人として
一人の人の人生を知る気持ちで…
目をつぶって声だけ聞き続けていた
あなたは
さくら、さとう、みこ、あおぞら、
いずみのなかのめがみ…
とうめいなみず…
ささやいていた
わたしは
甘い声だけ信じようと心に取り入れ続けた
それは
未来の自分の心の為でした…
全て取り払って彼の心の声だけ
目を開ければ子供心になり恐怖へ
目を瞑れば母性的な心に…
或る意味
自分の狂いを知る夜