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みなと

あの人
大丈夫かな

主人は
やせ細って下を向いたキャリーバックを
ひいて歩く銭湯から出てきた女性を
気にかけた

女性は廃人のような雰囲気だと
主人は少し立ち止まり気にしていた


・・・(主人)


見て見ぬ振りをする苦しい気持ちを
苦渋のような思いが込み上げて来るのを
僕らに貧困の話をすることで呑み込み
頭を切り替えようとして
苦しい表情をして家に帰る主人


ひとつ間違えれば
自分達も…


僕は主人にそう言った


主人は
「経済的なことは両親の存在が大きい」
殆どの人は何かあっても家を失うにまでは
いかない

そう言葉を返した


どんなに酷い人でも
彼女のこと以外の人達の絶望と死に向かう
雰囲気は察知して何とか出来ないか
考える人そして少しの手助けをする人


そうゆう人だから
彼女は彼に拾われた



この世界は人々は
はじまりの劣悪の環境は生まれつきは

残酷



自分が自分を助ける
輝き与える


たとえ
強制的な流れになって死ぬことになっても


自分を助けて生きるには
明るさと人の気持ちを察する賢さがいる


それだけはやらないと生きて行けない
助けてくれる確率も下がるから



この曲を聴くと
琉生☄️が夢遊病に疲れ果てて
僕が自然と主体になって僕として生きる日々



そんな「彼女から借りた日々」を
やがて切なくなった日々を


思い出すよ…







僕があなた達に罪を与えたのなら
すみませんでした






届かない手紙

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