来夢…

なんか言ってるね…

自分に対してかな?


愛がどーとか、さ



ん?世間は愛で?
そうかも知れないですね?


仕事ができる人
本当に人を思いやる人
人の指導が上手い人
アイディアが閃く人
研究者
文明を切り開く天才


それって愛なのかな?
僕は人それぞれに異なる能力の集まりの世界の中だから
皆さんの能力のおかげで暮らせている


そう思います


ボクも彼女の傷口に塩まくよね


読みに行かなくていい日だったのでは?
でも彼女にお願いされて読みに行った…


彼女は縁を切った母親の行方を探している
夢を見ていた

世間の人達は楽しそうにしていて

彼女はホームレス?みたいになっていて?
季節は冬でベンチに来夢が着てそうな上着が
何日も置いてあって彼女はそれを丁寧に折り畳んで抱きしめていた

そんな彼女を見て「何してるの?変な人?」

そんな女性達の声と
バカにして見ている笑った顔の男性達


そんな人達に彼女は近寄り母親の事を聞いて回っていた人々は軽蔑した表情だった

ボクは彼女に「もうやめなよ」と
声を掛けるけど彼女にはボクの声は届かない

軽蔑されてそうなのに

「こんな汚い私なのに応えてくれて良い人達…」そう思っている彼女の心の声…



ボクは世間の良くない人達の事を
まるで愛ある人達と思っている彼女に

絶望していた

ふとボクの耳に林田健司/パステルカーテン
の曲が流れて来た


「来夢…」


「来夢…来夢…来夢ーーーーーーーーっ」


気がつけばボクは居なくなった来夢を呼び続けていた


目が覚めたら彼女☄️が泣いていた


ボクに一言


「今日も私☄️の歪んだ解釈を元に戻す為に
読みに行って下さいお願いします」


そう頼まれた


それは良い事というより傷口に塩と
知っておきながら

何時も来夢は自分の心に鞭を打ち続けて……




やっと解った
来夢の気持ち



無能なボクでごめんね

来夢…







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