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ネガティブな思想は何故生まれるのか個人的に考えてみる

私は最近、YouTubeの方でニヒリズムや反出生主義などのネガティブな思想、哲学を学びまとめていたりするんですが、その途中思ったことがあります。
思ったというよりかは前々から言われていることではあるんですが、
「思想は正しいから支持されるのではなく、時代に合っているから支持されるのではないか」
もっというと
「ネガティブな時代であればではネガティブな思想が、ポジティブな時代であればポジティブな思想が生まれるのではないか」と思います。
少しだけ考えてみます。


この話において一番参考になるのが「神は死んだ」でおなじみフリードリヒニーチェだと思いますが、彼は「ルサンチマン」であったり「道徳の系譜」であったりと、要は中世キリストの悪口をガンガン言った人物です。
キリスト教のせいで弱いものが正義という価値観になってしまっただとか、キリストの価値観しかなかったせいで次に軸となる価値観がなく、人間は「末人」になってしまうだとかいろいろ言ったわけなんですが、そもそもの話、彼の思想は中世であれば絶対に受け入れられないものでした。
だって中世はキリスト教が主な価値観でしたから、悪口を言おうものなら即処刑されてしまうからです。

ですが、彼がキリスト教をぼろくそに言えた、ということは、何らかの形でキリストの価値観がなくなっていき、大衆に受け入れる準備ができていたことになります。
となると、彼の思想は以前までは間違っていたと認識されていたわけです。
それは何故かというとその思想が大衆に合っていなかったからになります。

もっというのであれば中世キリストの価値観はどう考えても我々から見ても間違っているため、現在の視点で見ればこの時代の価値観は間違っていて、間違ったものを何百年も信じていた、ということになります。

ここから、思想というものは大衆の感情、思想の変化によって変化してしまうことがなんとなくわかってくるのではないかと思います・


そして、この感情による思想の変化は現代でも同様です。
今では民主主義、フェミニズムやLGBTなどが正しいと考えられていると思われますが、中世時代の人たちにとっては今の世界は信じられないものという認識でした。
さらに未来ではもしかしたら共産主義が主流になっているかもしれませんし、男女差別推奨主義みたいなものが主流になっている可能性も否定できません。


となった時、社会がネガティブであればあるほど、ネガティブな思想、例えば最初に話したニヒリズムや反出生主義などが主流になるかのせいもあるわけです。
私としては、世界が存続していく主義主張であれば、おかしなものであれ仕方ないと思う考えを持っているのですが(とはいえ実際は死ぬほど嫌です)、逆に世界を滅亡に導いてしまうものには断固反対すべきですし、国はそのような思想が出ないように国民を守っていかなければいけないと思っています。
何ですが、最近日本に限らず、世界的にネガティブな思想が広がってしまっているような気がするのです。
我々は、人類がより長く種を残すことができるよう命をつないでいくのが使命ですし、それが生物であるうえでの自然でもあります。
それをつぶしてしまう、いわば人工的な思想というものを我々は扱ってはいけないと思っています。
ただ、ネガティブな思想な思想がなければ、思想のバランスが取れないという指摘もあるので難しいところではあるんですけどね。

という読んだ人に得があるのかないのかわからない記事になります。


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