日本人って本当に勤勉なのかな?
そういえば日本って一時期FIREが流行ったなって思い出したんですね。
これの正式名称は「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもの、意味は「経済的自立」と「早期リタイア」を合わせた言葉になります。(「FI」が「経済的自立」で「RE」が「早期リタイア」)
まあかなり浸透している言葉ですので、説明するほどでもないかもしれませんが、今でもこれを目指している人は少なくないだろうなと予想しています。
そして、ほとんどの人は早く仕事をやめてダラダラ暮らしたいからFIREを目指しているのだと思いますが、これが正しいと仮定した場合、果たして日本人は本当に勤勉なのかという疑問が出てきました。
少し考えていきます。
さて、私自身はFIREを目指していないというか、そもそも現在大怪我の影響で目指せる状況に現在いないわけなんですが、これを目指そうとする人を超シンプルに考えるのであれば、「働きたくないから」が基本的な理由にあがってくるだろうなと予想できます。
この働きたくない、という感情は日本人の「勤勉」という性質と合致していないため、日本人は勤勉ではなく、言われたことしかやらず怠惰な人間性だ、とも言えなくはないのですが、これもこれで極端な気がしますね。
というか正直な話、私個人の考えではありますが日本人は「勤勉」であることは間違いないかなと思います。
人から言われたことしかしないというのも、これまでの教育によって身に付けて得た能力、言い換えると日本の社会に適応しようとする「勤勉さ」によって得たものだと考えているからです。
となると勤勉さはあるものの、何らかの要因によってその勤勉性が失われている可能性があります。
その可能性というものが「停滞」です。
日本は30年間給料が上がらず、暗黒期のような時代を過ごしていて、今なお続いているわけなんですが、この状況を長く続けることによって、社会全体に不安、もしくは虚無感などのネガティブな感情が誕生していきます。
そして、どれだけ勤勉であっても、そのような地獄の環境で生きていたらどうでしょう?
「なにやってもすべてが停滞しているんだから、さっさと諦めて自由に生きよう」
という考えになるのは自然ではないかと思います。
ここから結論として、日本人は勤勉さがないのではなく、日本人が勤勉さを破壊している、というのが今の日本の問題点のような気がしているのでは、という記事でした。
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