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ポーチド・エッグとは【日記:2023/11/25】

・土曜朝はエッグ・ベネディクトの日。焼いたマフィンの上にベーコン、ポーチド・エッグ(お湯で卵の中身を茹でたやつ。ぷるぷる)を乗せる。チリマヨネーズをかけていただく。サイドにはハッシュド・ブラウン。カロリー爆弾な朝ごはんだ。

・お客さんの名前を聞き取って伝票に書くのだけれど、英語名がマジで聞き取れない。助けてくれる同僚ソフィーンに大感謝である。

・ランチタイム以降、ビストロはマジで暇。早めに掃除を終わらせる。

・まかないでスマッシュ・バーガーとフライドポテトをもらう。海辺の見晴らしがいいパーキング・スポットで食べる。

・今日も引き続き、オールド・マセット村のホールでウェルネス・キャンプがある。仕事だから行けないと思っていたが、ディナーには間に合いそうだ。先住民居住地でのイベントはどんなものでも必ず無料のご飯が出る。どこから資金が出ているのだろう?

・オールド・マセット村のホールにつくと今日のイベントはもう終了したようで、みんなディナーを今か今かと待っている。「あんた、間に合ったのね!」仲良しのデラヴィーナおばちゃんは嬉しそう。僕も嬉しい。

・スパゲティーを配膳してくれるのは村のサッカーチームの子供達。ぴょんぴょん飛び跳ねながらエルダーたちにご飯を配膳している。マウント・カーリーの美穂さんは「先住民のこどもたちって純粋無垢でかわいいのよね」といっていた。的を射ていると思う。

・村のボスの一人、ジョシュに紙ランタンを渡される。ベトナムとか台湾とかで空に飛ばす写真をみんな投稿するアレ。なんで?とりあえず「縁」と「幸」の漢字を大きく書く。ジョシュは満足そう。漢字書けば外国ではだいたいそこはかとなくウケるので楽である。

・今日のウェルネス・キャンプの締めはキャンプファイヤー。ホールの外には小さなファイヤー・ピットがあり、火を囲んで皆が座る。ハイダ族は先祖や故人と繋がる時、火を焚くのだという。日本のお盆と似ているな。

・エルダーのひとり、レオが祈りを捧げる。ハイダのエルダーたちは祈りの最後、必ず「ハーワ・サラーナ」で締めくくる。ハイダ語で「創造主よ、感謝します」の意味。英語ではクリエイターを意味する「サラーナ」は一体何を指しているのだろう?怖気付いて今日は聞けなかった。

・木のお盆にクランベリーやカニなどの食料が乗せられ、お盆丸ごと火にかけられる。先祖たちへのお供物ということだ。煙になって精神世界に届けられ、先祖たちの腹を満たす。カニが焼ける香りが香ばしい。

・ジョシュがアワビの殻を持って現れる。何かの薬草が燃やされ、心地いい香りが広がる。ジョシュは順番に円になった人々の前に立ち、煙を手で頭、顔、足に持っていく。浅草寺で線香の香りを頭にかけるものと一緒だ!ジョシュは各々に煙を与えた後、背中にイーグルの羽で煙をかけてあげる。これも何の意味があるのだろう。今度ちゃんと聞くためにここに残しておく。

・いつも可愛がってくれるエルダーのクリストファーが最後のことばを述べる。「我々はちっぽけな人間に過ぎない。何も知らないことを受け入れつつ、最善を尽くすのみだ」

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