「ニャッキ!」再来【日記:2024/1/16】
・朝からエレーナの面倒を見る。隣のレイチェルはオンラインスクールがあり、ルークは夜勤明けでまた夕方から仕事だという。数時間仮眠をとるあいだ、娘を見てくれないか、ということ。大歓迎中の大歓迎である。
・ただ今朝のエレーナは大不機嫌お嬢様モード。パパとママがいないとわかるとひたすらに泣き叫ぶ。8月に大泣き子守をした時と違うのは、ちゃんと意思を伝え出し始めたこと。「I GO HOME!!!」と何度も。筋の通った英語である。子どもの学習能力は恐ろしい。
・なんとか泣き止まそうと試行錯誤する。持ってきたおもちゃに触ると「MINE!!!」とまた意思表示。そうだ、と思ってYouTubeで子どもの頃好きだったコマドリアニメをみせる。NHKで放送されていた「ニャッキ!」覚えている人はいるだろうか。粘土の芋虫が大冒険するアニメ。
・僕自身も見入ってしまったが、エレーナもひととき泣き止んで注目していた。また泣き出すと大阪のラーメン屋の厨房のようすを見せる。また泣き止む。いいぞ。
・大きな唐揚げと味噌ラーメンを手際よく作っていく動画を流していると、泣き疲れたのかエレーナはやっと眠りに落ちた。よかった。
・そうこうしているうちにすでにお昼過ぎであった。遅めのブランチをつくり、やっと1日をスタートさせる。日記を書き、猫と遊び、筋トレとストレッチをする。
・久々にロード用のランニングシューズを履き、ハイウェイの路肩を走る。オーディブルで村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」を聞きながら。向井理の朗読が心地いい。オーディオブックで本の内容を追うのはきつそうだけれど、一度読んだ好きな本を音声で聴き直すというのは悪くないな。
・ラヴィの家から飛び出してきた犬にショーツを噛まれるというハプニングもありつつ、1時間10分ほどで12キロを心地よく走る。いいトレーニングができた。
・家に戻るとすでに16時半。今日は17時からハイダ語の新学期が始まる。急いで着替えて村に向かう。
・今学期の授業には前と同じインストラクターのジューサルジュス(JJ)、そして毎週のボードゲーム仲間のジャッキーがいた。今日の授業はシラバスの紹介とスケジュール、自己紹介くらいだったのであまり新しいことはない。どのクラスメイトもハイダ語初級は終えているので、特にインストラクションもなくみんなハイダ語で自己紹介ができる。僕もノートを遡ってかろうじて話す。
・早めの授業が終わり、毎週火曜日のウェルネスサークルに向かう。ジュディやデラヴィーナとも久しぶり。サークルのみんなに会ったのはクリスマスぶりだ。
・2時間ほどフェイス10というボードゲームをひたすらプレイする。ジュディとモリーンは冗談が絶えない陽気なおばちゃんズ。今日のゲームは僕が初めて勝利。やったね。
・帰宅したら同居人はすでに寝ていた。僕はシャワーを浴び、ニュースレターをついに配信し、少し読書をして早めにベッドに入る。明日はハイダ語カンファレンスで朝から南のスキディゲートに向かう。