上手くいかなかったことから学ぶ【日記:2024/1/3】
・気持ちよく目が覚める。外はあくまで曇り。ベッドで少し読書をし、一階に降りる。
・昨晩茹でたカニを剥く。カニ・オムレツのブランチをつくる。たくさん卵を割り、コリアンダーをちぎったものと玉ねぎのみじん切り、数種類のスパイス、そして夏に海で獲ったカニの身を贅沢に混ぜ込む。バターを落としたスキレットであくまで軽く火を入れ、ふんわりと仕上げる。付け合わせにじゃがいもをダイスに切り、オーブンで焼く。カニ・オムレツとハッシュド・ブラウンのブランチだ。
・カニをオムレツにしたりコロッケにするのは、カニが高価な日本では信じられない(きっとカナダ本土でも)。豊富に獲れる島生活ならでは。溶かしたチーズをかければ至福の味。
・今日から仕事が本格的に始まる。週3.5日、15:00-22:00のシフトだ。午前中を効果的に使えるライフスタイルにしていきたい2024年。朝ごはんを食べた後は日記を書き、しばらく読書をする。
・1月に入ったというのに気温は5〜10度前後。暖かい日が続いている。「いつもだったらすべてが凍結してるんだけどね」と近所のみんなが言っていた。今年のエルニーニョはなかなか大規模。
・午前中のうちに軽く筋トレをし、下半身を十分にストレッチさせ、ビーチを走りにいく。今日は久しぶりに一人でラン。犬と走らないのはいつぶりだろう。
・去年の3月に買ってから履き込んでいたHokaのトレイルランニングシューズに小さな穴が開いていた。トレイルから飛行機機内までずっと履いていたもんなあ。ソールもだいぶ疲れてきたし替え時かもしれない。
・川に飛び込み、シャワーを浴びてすっきり。バナナを頬張って村に向かう。
・前のシフトのセレーナと今日の住人のようすを伺う。ひとりはずっと昼寝しており、もう一人はiPadで動画を見ている。静かな午後のスタートだ。
・過去の日報などに目を通していると、マネージャーのダニエルがくる。質問はないか、問題はないか、と確認してくれる。指示も的確で、オフィスや書類も整然としている。さすがドイツ人。
・午後になると若い住人が起きてくる。一緒に夕飯を作り、入浴の手伝いをする。じわじわとなれてくれればいいな、と思う。
・22時前に次のシフトのJJがやってくる。あけましておめでとう、とハグを交わす。
・「これ作りすぎたから、持って帰って」とJJが渡してきたのは赤ちゃんくらいのサイズのでかいハム。どうしろっていうんだ。
・また明日ね、と住人に挨拶をし、帰宅する。帰り着くと同居人もヒラリーも床についてるようだ。
・毎年年末恒例になっていた「一年を振り返る10の質問」をできていなかった。「来年辞めたいこと」や「楽しかった思い出」などの質問に順番に答えていくもの。
・その年の日記帳の最後に、毎年同じ質問に答えていく。去年の答えを見返したりすると、当時の感情や現在地との違いが見えて面白い。
・「うまくいかなかったことから学んだこと」の質問に、去年は「はじめから100%で出そうとしないこと」「本当に伝えたいことは手紙にすること」と書いていた。今年学んだのは「当初の目標やアイデアに固執しなくてもいいこと」「地道にやってりゃなんとかなること」。毎年いろんなところに頭を強く打ち付けながらも、なんとか学びを得ているのが見えて面白い。
・本を読んで猫と寝る。いいルーティンが築けそうな予感がする。