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超絶馬鹿な私の話【4/2の日記】

超絶馬鹿な私の話

 今日、私は自身がいかに恥知らずで考えなしな人間かを思い知った。
 新学期が始まり、私は新たな友人を作ることにひとまず成功したのだが、私はとても人の顔を覚えるのが苦手だった。この欠点を補うために、ようやっと「写真を撮る」と言う行為を始めたのだが、それがいけなかったのかもしれない。

 まさか、爆裂イケメン二人組とスリーショットを撮ることになるなんて思ってもみなかった。

 何故、イケメン二人組とスリーショットを撮ることになったかと言うと、昨日、二人組の片割れの方(友人A)と仲良くなったのだ。たまたまコンピュータ室の座席が隣で、パソコン弱者の私を見兼ねて助けてくれたので、せっかくだからと連絡先を交換した。それで、これ以上私は人の顔を忘れるような失礼があってはならないと、入学式後に写真を撮ることを決意したのだ。
 そしたら何と言うことか、彼は友達を連れて立っていた。
 コンピュータ室で助けてもらったのは昨日のこと。もう私の悪い頭は彼の顔を忘れかけていて、話しかけられてようやくその友人Aがキラキラしたイケメンだと言うことに気が付いたのだが、類は友を呼ぶらしい、友人Bもハーフ顔の爆裂イケメンだった。

 コミュ障陰キャの芋女が陽キャ感満載のイケメン二人に囲まれて写真を撮る図を想像して欲しい。私の心は軽く言って地獄だ。何故撮ってくれたのか分からない。
 あの時私が気を利かせて「顔を忘れないように顔写真が欲しいだけだから、二人のスーツ姿の写真を撮ってあげるよ」とでも言えば、私はこんな消えてしまいたいような劣等感を抱かなくて済んだだろう。それにしたってだいぶ気持ち悪いが。

 二人があまりに女性にとって好条件なので、彼女の一人や二人いるかもしれない。居ないことを願うばかりだ。数日は夜道に気を付けて歩いた方がいいかもしれない。

 せっかくできた友達だが、今後の付き合いをどうしようか、身の丈に合った人間と交友すべきだのに。別れた後、「あの女マジキモいよな!」とか笑われたりしているのだろうか。そんなことならいっそのこと塵になって消えてしまいたいくらいだ。

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