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【人工内耳】3.術前検査

この時期は何故か仕事が大量に押し寄せてきて、ドタバタしてたらあっという間に手術1ヶ月くらい前になっていた。8月だけでかなりの稼ぎがあったので、手術の費用を天から与えてくださったのかもしれない。

8月23日は再び大学病院で手術前の術前検査。肺のX線検査や血液検査などを受け、人生初のMRIを受ける。20分ほど狭いカプセルのような装置の中に入り、上部のスクリーンにはアニメらしき映像が延々と繰り返し流されていた。煩いとは聞いてたけど、全然気にならなかった。聞こえが悪いせいか。人工内耳になったら迂闊に出来なくなるのでこれが最初で最後のMRIかもしれない。(磁石を取り外せば可能だけど、願わくばそんな日は来ませんように…)
最後に麻酔科の診察。手術当日までの流れと注意事項、全身麻酔についての説明。若い眼鏡のお兄さんがハキハキした声で説明してくれる。
気管に金属の管を入れるので、いま治療中の歯はないかと聞かれる。金属が歯に当たって欠けたり抜けたりすることがあるらしい。マニキュアも落としてと注意された。爪の色の状態で体調変化を診るので、麻酔管理上の妨げとなる。
手術後に目眩が起こる可能性があるらしく、麻酔から覚めたあとに目眩が起きる条件は3つ。

1、若い 2、女性 3、タバコを吸わない

どれも私に当てはまるんですけど…不安になってきた。
これまで目眩を起こした経験はないけど、車酔いしやすい人は注意したほうがいいということらしい。私の場合だと運転中に本を読むと気持ち悪くなる程度。

麻酔下の状態でいつのまにか付けられる尿道カテーテルは?と聞いたら、男性と女性では長さが違うからね〜と困った顔をされた。性器の話題はまずかったか…。抜くとき男は痛いけど女性はそうでもないよと、とりあえずひと安心(?)
一通り説明を終えたあとに、麻酔同意書と、手術室にはビデオカメラが設置されており、研究目的で使用するために手術ビデオを撮影することの同意書の2つの書類にサインする。

最後に入院センターで入院案内のパンフレットをいただき、入院費用のお支払いや注意事項について説明を受ける。部屋は大部屋希望だが、満床の場合個室になるらしい。その場合は料金が加算される。大部屋の窓側になりますように…!入院中は入院セットをレンタルすることにした。278円×契約日数なら10日入院しても税込3,000円いかないのでお得。

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