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【人工内耳】4.Cochlear Family セレブレーション10000に参加

8月24日(術前検査の次の日)コクレア主催の『セレブレーション』という人工内耳装用者が10,000人を超えた記念パーティが東京ベイ舞浜ホテルであるということを知り、手術後のリハビリのために情報が必要なこともあって、お問い合わせフォームで連絡してみる。
コクレアさんからの返信では「今回のイベントは人工内耳装用者向けのパーティで既に定員300名に達していますが、N7を選択してくださっていることもあるので、どうぞお越し下さい」というご招待メールが届いた。個人情報を確定するために、住所氏名、手術を受ける大学病院など詳細を尋ねられ、招待状は後日郵送しますとのこと。
実はこの日の翌日東京へ行く予定が入っていた。何という巡り合わせなのだろう。
「運命ですね」
コクレアさんありがとう!

会場は東京の東京ベイ舞浜ホテル。近くにディズニーランドがある。舞浜は初めてなので、電車のラッピングがディズニー一色で可愛い。開場時間から少し遅れて到着したせいか、人工内耳装用者らしき人の姿は見当たらない。駅から降りて似たような建物をぐるぐる回り、迷いに迷い、すれ違う人に道を尋ねながらようやくホテルに到着した。本当にここでやってるの?というくらいの静けさ…。中に入ると、たくさんの風船と黄色のTシャツを着た人で溢れていた。やはり人工内耳という医療機器に興味本位で寄ってくる人もいるのかもしれないのでバリケード強化してるのかな。

私は招待客ということで受付場所が違い、通常の受付ではなく違うブースに直接来てくださいと言われている。メールで対応してくれた女性のコクレア職員さんにお会いし「若い」と言われる。それほど若くもないと思うけど、そういえば周りは年配の人が多いかなぁ。「今はまだ補聴器なんですね」と大きくはっきりした声で話してくれていた。

展示コーナーでは最新機器のNucleus7の展示や、体験コーナーが設置されていた。スタッフさんにもうすぐ手術するんですよと伝え、機能を説明してもらう。プロセッサを紛失したときのために位置情報を地図で探せたり、BluetoothでiPhoneとペアリングし、直接音楽を聴ける機能もあるとか。Bluetoothを長時間使用してると電池消耗しますか?と聞いたら「あまり変わらないよ」と。補聴器だとかなり消耗すると聞いたので、これはかなり高性能。

オープニングセレモニーでは日本コクレア 代表取締役の挨拶、人工内耳手術で有名な耳鼻咽喉科の熊川先生、自らも人工内耳装用者である安岡先生の講演で人工内耳装用の医師がいることを初めて知り、その生い立ちや人工内耳の効果などを詳しく紹介。
補聴器から人工内耳になり、スピーチプロセッサ機種変更によるイメージがESpritからNucleus5になるまで視覚イメージをスライドでわかりやすく見せ、人工内耳の性能が上がるにつれて音の輪郭がハッキリしていくのがわかる。術後は自分の世界が3m拡がり、聞こえない音があるということ自体気付いていなかったことを初めて知った、とのこと。

最後に「周りの人の助けを得ながら、自分の取扱説明書を作ってください」という言葉が今回いちばん印象に残った。人は独りでは生きられないし、助けてくれる人の存在が必要だということだろうと思う。

コクレアスタッフさんにお礼を伝え、この後サントリーホールでコンサートがあるので失礼しますと言ったら驚かれた。人工内耳でも音楽聴けますか?と尋ねたら「聞こえ方は変わるけど大丈夫」とのこと。
さてどうなるやら…。

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