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他人の「座右の銘」が決まる瞬間を見たい

先日気がついたのですが、私にはこれといった「座右の銘」がない。勇気づけられた詩とか、恩師に言われて胸に響いた言葉とか、憧れのアーティストが放った名言とか、そういう「一貫してこの言葉を胸に刻んで生きています」みたいなのが、ない。

ほしい。

いい大人なんだから「座右の銘は?」って聞かれてスラスラ答えられる人間になりたい。上司から「昨日の夕飯は?」と聞かれて何食わぬ顔で「発泡酒です」と答えて引かれている場合ではない(それはマジでそう)

そもそも「座右の銘」に対する理解すらままならなかったので意味を調べた。

座右の銘(ざゆうのめい)
常日ごろ自分のそばに書き記しておいたり、心に刻みつけたりして、自分が生きていくうえでの戒めとすることば。
広辞苑無料検索より

みんなすごくない?

”常日ごろ自分のそばに書き記しておいたり"って・・・どのへんに記してるの? 手の甲? 
みんなそんなすごい言葉を胸に抱きながら、何食わぬ顔で日常を生きているのかよ。"座右の銘胸に抱いて この大空駆け巡りたいよ"ってことじゃん・・・(J-pop)

そもそも、座右の銘ってどんな瞬間に決まるんですか?

「いっちょ、座右の銘決めちゃいますか…ッ!」つって意気込んで決めるのか?

って言ってたらありましたよこういう記事が。

「就活用の座右の銘」だそうです。この場合は先に記した「いっちょ、座右の銘決めちゃいますか…ッ!」パターンになるということですね。面接に向けて意気込んで座右の銘を決める、と。

でも「就活用」ということは「本命の座右の銘」もあるってことなんですよね。
就活用は"七転び八起き"と言っているけど、本命は" 夢という字を  二人で書くぞ  一人よりも楽しいぞ。。。。。"(プッチモニ『ちょこっとLOVE』より)みたいな使い分けも発生してくるということです。採用側はそれでいいのかよ。

でもこういう風に意気込んで座右の銘が決まる以外にどうやって決まるのか、見当がつかない。日常生活でいきなり降ってくるんですか?「あっ…私の座右の銘、『塞翁が馬』だわ」みたいな。松田聖子が年下の歯医者と結婚決めたときみたいな感じでビビッとくるっていうのか。

私は今までそのタイミングがなかったから座右の銘が決まっていないだけで、みんな実は物心ついたタイミングで「ビビッ!」の経験をもう済ませていて座右の銘が決まっているんですか。
もしかしてみんな中学生のときに授業とか受けたんですか。私がその日たまたま欠席していたから座右の銘が決まっていないんですか・・・。

いっそ『座右の銘決め屋さん』とかあったら、行く。
人生の振り返りをアシストして、大切にしたい軸を洗い出してくれて、それにぴったりのことわざや名言などを選定してくれるみたいなやつ。
でもどうしよう選定してくるのがしょうもない言葉ばっかりだったら。
「あなたは頑張り屋さんなので、こちらがぴったりだと思います」つって差し出された言葉が「がんばルンバ」だったらどうしよう。めちゃくちゃ気まずい。それに6,500円/30分 くらい払うことになるんだ。いやだな。がんばルンバを胸に抱いて歩んでいきたくはない。

どちらにしても今の私の状態では、意識しないと座右の銘は決まらないと思う。

もう、今年の目標は「座右の銘を決めること」にしたいと思います。
今日から生活の中で、めちゃくちゃ座右の銘を意識していく。たとえば今手元にある炭酸水(レモン)の成分表に書いてある『水(鉱水)、レモンエキス』などが座右の銘となることも、可能性としてゼロではないということを念頭に置き、生活を心がける。
面接官に座右の銘聞かれて『水(鉱水)、レモンエキス』ですって答えたらどんな顔するんだ。

以上

≪本日の一曲≫ AIAIAI (feat.中田ヤスタカ) / Kizuna AI (キズナアイ)


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しりひとみ
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