しがないOLを救った2019年の曲 4選
この世の師が全員走っている季節こと「師走」、いかがお過ごしでしょうか
気づけば年末……思い返せば今年もいろいろなことがありました(仕事のプレッシャーで血尿を2回出す、など)
しかし、いかなる時も私を支えてくれたのは音楽でした
というわけで、めちゃくちゃ個人的な話で恐縮ですが私が2019年特に支えられた音楽をここに記したいと思います
~しがないOLを救った2019年の曲 4選~
① 東京で考え中 / ENJOY MUSIC CLUB
ゆるゆるラップユニットENJOY MUSIC CLUBの楽曲です
まずは『ラップ』に対するイメージってどうですか。個人的には「速!怖!冷た!」みたいな感じの印象で、場所でいうと六本木とか渋谷とかだし、動物でいうとヒョウやトラだし、色でいうと金や黒だし、野菜でいうとラディッシュじゃないですか?(異論は認めます)
でもENJOY MUSIC CLUBのラップは「たのしい!やさしい!あったか~い」なんですよね。場所で例えるならば完全に阿佐ヶ谷や高円寺ですし、動物でいうとモルモットやウサギだし、色でいうと明るい黄色だし、野菜でいうと確実に里芋です(褒めています)
ラップ聴いて「じんわ~」と心があったまることってあるんだ、と驚きます。なによりこの曲は東京在住者がなにか文章とかを創作するときに聴くとめちゃくちゃ刺さると思うのです
たとえばこんな歌詞、どうですか
東京で考え中
ウンウン、うなってます今日も
くだらないとまじめごっちゃで
ほにゃらら フフフ
煩悩と踊ります
言葉にしたら簡単すぎる
東京で考え中
とか、
平凡な日々の平凡な奇跡
あとちょっとだけ夜は続き
ひとりっきりのラブストーリー
好きなものがあってよかった
とかねェ、いいよねえ…
別にどうでもええわいと思われるかもしれませんが、自分の中で勝手に「ウワァー!つまんないと思われてフォロワーのみなさんに嫌われたらどうしよォー!エェェーーーン」という謎のプレッシャー期がありました。だけどこの曲を聴いて「まあ、そもそも書くの好きだし、この悩んでる時間すら楽しいな!イエーイ!」とポジティブな気持ちに変換させながら書くことができるようになりました
本当にたくさん助けられた曲でした。これからも聴き続けることでしょう
② Do you remember? / 宮本 浩次
エレファントカシマシのボーカル宮本浩次とKenYokoyamaのコラボ曲です
なんというか【炎属性】エレカシ宮本さんと【雷属性】KenYokoyamaが出会ったらとんでもない熱いパンクロックが爆誕してしまって、聴いた者は感情の高ぶりを抑えきれなくなり真夜中の商店街を爆速で走り抜け学生時代の因縁の相手と何年か越しに決着をつけに行くんだけど結局ボコボコに殴られて帰ってくる、みたいな事案が続出するのではと心配になるほどにあっつあつのアツい曲です
初速300kmで最後まで突き抜ける疾走感、「仕事のプレッシャー半端ねー!でも負けない!」とか「明日試験だー!受かるか分からん!でも負けない!」とか"何かと戦いに行く前"に聴くと心が震えますし、万が一その勝負に負けてしまったとしても、次の戦いに向けて背中を押してくれる楽曲でもあります。戦う人への応援歌だと思って、勝負の前に聴いていました
個人的に好きな歌詞
流れ流れて体ひとつ ただの男が立ち上がる
ありのまま目に映るこの世には 豊かな全てが広がってるのさ
デェーイ
デェーイ って歌って許されるの、宮本浩次だけな気がする(1番のBメロでは「ウワァー」と歌っている)
③ reiji no machi / パソコン音楽クラブ
今年、累計6億回くらい聴いた気がする(34,000,000時間)
DTMユニット「パソコン音楽クラブ」がボーカルにイノウエワラビ氏を招いた楽曲です(私は『~クラブ』が大好きだな)
この曲は、夜風に吹かれながら人通りの少ない都市部(湾岸だとなお良し)を歩きながら聴くとめちゃくちゃおしゃれなシティ・ガールの気分になれるのでおすすめです
ポップでありつつもどこか尖っていて、そして最高に踊れるという奇跡の楽曲。あとPVがとてつもなくいいです(猫かわいい)
そもそも最近人気の『パソコン音楽クラブ』というユニット自体が推せすぎるので知らない方に少しご紹介させていただきます。いったいこんなオシャレな曲、どこぞのヨンスが作ってるのかと思うじゃないですか
公式ホームページを見よ
令和の世でこの懐かしいホームページをメインに公開しているの、パソコン音楽クラブか阿部寛かみたいな感じだと思うんですが、その楽曲のオシャレさとのギャップに完全にやられてしまいますし、よくよく考えると『パソコン音楽クラブ』っていうユニット名もやばいなということにこのあたりで気付き始める。ポケモンの敵にそういうの出てきてたな(※ポケモンだいすきクラブ)
そんなこんなで、狂おしいほどの違和感にハマってしまう。来年以降さらに爆売れしていくのだろうな…追いかけます
④Turning Up / 嵐
嵐かーい!(ズコー!) と思った人、ちょっと聞いてください
嵐って誰もが知る国民的アイドルで、ファンクラブ会員も何十万人もいて、お顔もかっこよくてトークもできて、乱暴な言い方をすれば音楽にこだわらなくたってなんか出せば売れると思うんですよね
たぶん『プリップリ!プノンペン音頭』みたいなクソふざけた曲を出したとしてもそれなりの枚数売れると思うんですよ(売れるのか?)
しかも、嵐は2020年いっぱいで活動休止を発表しています
なのに今、"本気の音楽" やる? と
その背景を知ったうえでこの曲を聴いたとき、めちゃくちゃ感動してしまいました
サビにぐっとくる歌詞をもってくるんですよこれがまた
We bring the party Let's get it started
世界中に放て
Turning up with the J-pop!
平成~令和時代のJ-popのキング的な存在である嵐が活動の一区切りを決意している状況で「まだまだ俺たちが世界中にJ-pop届けていくぜ!さあパーティを始めよう!」的なことを言っちゃってたらもう今からパーティはじめてくれんの…?終電まであと30分だけど…みたいに困惑するけど名幹事の嵐なら絶対楽しいパーティにしてくれるし全員好きになっちゃうやつじゃんよォ…!
所属事務所を飛び越え『J-pop』を丸ごと背負うアイドルグループ、かっこよすぎますし、頼りになりすぎる
2020年はきっと嵐の年になることでしょう。プロフェッショナルの仕事納めを、しっかりと目に焼き付けたいと思います
=========================
ということで一丁前に好きな曲をいくつか語らせていただいたわけですけれども
個人的に、2019年はいやなことよりもいいことがたくさんあった年でした(被告の話が色んな人に届いたり、国家資格を取ったり、結婚したり、ゴッチにRTしてもらえたり、歯医者さんに『健康な歯茎』と褒められたり…)
ひとえに、こんな下らない文章を書ける環境を提供してくれるnote、TwitterなどのSNSで反応してくださった皆様、なにより貴重な時間を使って読んでくださったみなさまのおかげです。本当にお世話になりました。ありがとうございました
2020年はくだらなさにより一層の磨きをかけていきたいと思いますので、引き続きお付き合いいただけますと幸いです
それではみなさん・・・