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て・との題名の映画(全67作品)
この記事は、映画の題名が「て」「と」ではじまる作品情報が掲載されています。基本的にストーリーの結末に触れていますので、予めご承知ください。(この記事は有料です)
★印のついた作品は、本noteクリエイターのオススメ映画です。
出逢い -「過去の人」となった主人公がもう一度人生を取り戻す
ニューシネマ・タッチの人間ドラマ。
元ロデオ・チャンピオンで、日々の生活に疑問を感じているスナック菓子のCMボーイが、ある日、馬の扱いのひどされに腹を立て、スポンサーの馬とともに逃亡してしまう。女性ニュースキャスターが彼をしつこく追うが、そのうちお互いに理解しあい、愛が芽生える、というストーリー。
立場の違う二人の男女が魅かれ合いながらも、別々の道を歩んでゆく結末は、大人の映画でしんみりした味わいがある。
スポンサー会社の社長を演じたJ・サクソンの悪役っぷりも良い。珍妙なのは原題の“The Electric Horsemen”だが、着る電飾つきのカウボーイ衣装を着た主人公のことだかから仕方ない(笑)
1985年3月24日 テレビ朝日「日曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 シドニー・ポラック
ロバート・レッドフォード(野沢那智)/ジェーン・フォンダ(小原乃梨子)/ジョン・サクソン(内海賢二)/小林勝彦、仲村秀生
★デイ・オブ・ザ・デッド -リメイク作だがオリジナルと異なるアプローチで意外に面白い
『ドーン・オブ・ザ・デッド』と同じくロメロ作品のリメイクかつ、走るゾンビも継承した一本。
ゾンビウイルスが蔓延し、世界がパニックに陥るなか、州兵グループの逃避行を描く。
悪評高いNu Image作品なので覚悟して観たが、思ったよりは面白く仕上がっている。オリジナルが地下サイロに舞台を限定していたのに対し、地上で縦横無尽にアクションを行う対極的な展開は、これもアリと思わせる。
走るゾンビはやはり減点対象だが、通気ダクトでの追いかけっこはサスペンス演出がうまく、ハラハラさせる。
監督が「13金」シリーズや「ガバリン」を手がけたS・マイナーなので、最低限のホラー的ツボは押さえられている。走るゾンビが嫌いな人間でも、一度くらいは観ておいても良い水準。
『死霊のえじき』と同名のキャラが多数出てくるが、設定はオリジナルとは異なる。
レンタルDVDにて鑑賞
監督 スティーヴ・マイナー
ミーナ・スヴァーリ/ヴィング・レイムス/ニック・キャノン
★ティーン・エージェント -これは必見!ワーナー「CUEレーベル」の最高傑作
その昔、ワーナーが「CUEレーベル」という未公開作品のレンタル商品消化枠があった。ほとんどがクズ同然だったが、『デッド・カーム』と並ぶ最高傑作が本作品。
大臣暗殺事件で震撼するヨーロッパ。高校生の主人公が、語学の単位取得のためのクラス旅行でフランスにやってくる。が、現地で同じ名前のスパイと間違われ、分けの分からぬうちに大活躍くりひろげ、大臣暗殺の黒幕と対決するというストーリー。
脚本が大変うまく練られていて、伏線の張り方やテンポが抜群。演出もメリハリがきいていて、90分という短い時間に存分に見せ場を詰め込んでいる。
カメラワークも短いショットを積み重ねてスピーディな画面を作りあげることに成功。クライマックスの古城での大スペクタクル・アクションは、本家007並みで驚かされる。同じような設定の『アレックス・ライダー』より100倍楽しめるよ。
本作はコメディでもあるので、吹き替えでの鑑賞がベター。吹き替え版VHSも発売されていたので、中古でも見かけたら即購入をオススメする(吹替版が絶対いいよ!)。
レンタルビデオにて鑑賞
監督 ウィリアム・ディア
リチャード・グリエコ(中村大樹)/リンダ・ハント(堀洵子)/ロジャー・リース(鈴置洋孝)/ロビン・バートレット(鵜飼るみ子)/ガブリエル・アンウォー(横山智佐)