空気を浄化する紙のお香
たまに良い匂いがすると言われる。
それもお財布を出した際に。
実は、数年前から紙のお香を一枚忍ばせている。
子供の頃から親がたまにお香を焚いていたので、抵抗はないが、焚くと随分とその匂いでいっぱいになるので、自ら焚いたりはあまりしなかった。
そもそも匂いに敏感な方で、匂いでさっきまで誰が居ただとか、誰のものだとかわかったものだった。香水も同じのを使い切ることができず、鼻がききすぎて、よくない経験も何度かした。
それはさておき、この紙のお香はもう何十年と使用している。
というよりかは、最初はお香とは知らず、好みの匂いすぎて用途がわからずに購入した。しばらく匂いのついている紙としか思っておらず、手紙に忍ばせたり、至るところにカットした一枚を置いたりした。
ようやく、きちんと使用方法を知ったのは、弟にこちらをプレゼントしたときだった。
弟と手紙でしかやりとりできない期間があり、他の友人に手紙をかくときなどに入れるようにと送ったが、正しく使用しているところを見てなるほど!と思ったのだった。
紙なので、まさか燃やすとは思わなかった。
こちらのお香はそのことも考えられており、炎をあげることなく、ゆっくりとノスタルジックに白い煙を上げながら燃える。
香りはというと、ほのかにバニラのような匂いなのだが、甘ったるくない、大人な甘さを感じる香り。
計3種類の香りがあるのだが、なかなか他を試す気が起きず未だに一途なのだが、いつかは試して見たいなぁ。
浄化という意味で、ホワイトセージも試そうかと思ったのだが、セージの使用にはスピリチュアルな力が強く、使用に注意が必要だということが書かれていたので、これで十分かとも思っている。
また、燃え方も独特なので、燃え方によって心が表されると勝手に思っている。簡単に占いのような感覚で眺めている。
心が洗われる感覚が気になる方はぜひお試しを。