ブルーアーカイブ The Animation を見終えて
こんにちは。前回に引き続きブルアカの記事になります。
今回はアニメ版のブルアカについての話になります。
ブルーアーカイブについて
Yostar社発の、「透き通るような世界観で送る学園RPG」です。
舞台は多くの学園が建つ学園都市「キヴォトス」。
学生が統治しており、住民の大多数は銃を持った女子校生。彼女らには「ヘイロー」と呼ばれるオブジェクトが頭上に浮かんでいるのが特徴です。
このヘイローは生徒に意識がある時に存在し、入眠や気絶等意識を失った際に消滅します。
そして銃を持ち歩くのが当たり前ということもあり日常的に喧嘩のノリで銃撃戦を行う。そんな世界です。
故に死傷者も絶えない…かと思いきやそんなことはなく、銃で撃たれても精々蚊に刺された程度のダメージで済むという驚愕の耐久力をそこに暮らす生徒全員が持ち合わせており、そんな生徒たちの面倒を見るため日々駆け回る「先生」がプレイヤーの分身となる主人公を務めます。
ゲームでの現時点でのストーリーは1~5章+最終編という構成となっており、本アニメはチュートリアル+第一章「対策委員会編」のPart2までを描いたものとなっています。
【あらすじ】
以前はキヴォトス屈指のマンモス校の一つでありながら、慢性的な砂漠化の影響で生徒数が激減し今では廃校の危機に追われることとなっているアビドス高等学校。
多額の融資による復興を試みるも状況は好転せず借金だけが増え、その額は9億を超える程に。不幸にも悪質な金融会社によって完済まで309年かかるという程の利息を背負わされてしまい、それでも自分たちの思い出の場所を守るために戦う生徒たちの物語です。
チュートリアル編もあることにはあるんですが、説明不足感が否めないのでもうちょっと尺使っても良かったんじゃないかなと思います。
【登場人物】
・砂狼シロコ
2年生。対策委員会の主役ポジションで、サイクリングなど体を動かすことが趣味のマイペースな女の子。苗字はそのまま訓読みで「すなおおかみ」と読む。
・小鳥遊ホシノ3年生。対策委員会の部長で、いつも気怠そうな振る舞いをしており一人称は「おじさん(たまに私)」。その過去を知るゲヘナ学園のヒナ曰く以前と大きく様子が変わったとか。
・十六夜ノノミ
2年生。デカい。実は大企業のご令嬢で、ゴールドカードを使って対策委員会の皆のために買い物をすることも。このカードで学校の借金を払うことも出来る…が、ホシノに止められている。
・黒見セリカ
1年生。猫耳が特徴のツンデレ。学校の近郊にある「紫関ラーメン」でアルバイトをしており、看板娘の様な役割を担っている。ゲーム版では紫関ラーメン以外にも多くのアルバイトを掛け持ちする様子が見られる。
・奥空アヤネ
1年生。生真面目な性格で、学校の今後の方針のために日々行われる定例会議ではマイペースな性格の先輩たちを取り纏める役割を担っている。
【評価と感想】
このアニメの個人的な評価を100点満点中で表すと…65点と言ったところでしょうか。
良かったところ
・オープニングテーマ「青春のアーカイブ」
何よりアニメ映像が良いですよね。最初に登場人物のヘイローが次々と映し出される演出とか、原作のストーリーのFinalまで読んだ人には意味深に感じられるワンシーンとか。
生徒たちのヘイローに関しては自分の中でこんな感じの演出が来るだろうなあと思っていたので満足でした。
青春のアーカイブという曲は重荷を背負いながらそれでも守るべきもののために前向きに生きていこうとする対策委員会を表した明るい曲調となっていますが、そのアニメ映像の中に不穏なシーンがちらほらと見受けられます。
シロコ以外のヘイローが消えていたり、また目元を怪我をしたりマフラーがボロボロになっているカットに、酷く損傷した先生のタブレットとか。
一部は一話の冒頭にもあるシーンですが、対策委員会編内で真相が明かされることはなく、原作のストーリーを最後まで読み進めて漸く理解出来るものとなっています。
ソシャゲのアニメ化作品としては、原作プレイヤーへのサービス兼真相が気になる新規の獲得という2つの大きな役割を成していると感じられる良いカットですね。
・ゲーム内には無かったアニオリ
8話の水族館に行くシーンはゲーム内のシナリオには無いオリジナルの展開となっています。アニメでもゲーム版の最新話となる対策委員会編3章でもこの先重い展開が続くこととなるため、束の間の平穏を感じられる回でした。
また一瞬とはいえユウカに加え原作ではこの時点で未登場だったノアまで登場します。
最初は原作の対策委員会編の登場キャラしか出てこないものだとばかり思っていたので、これは本当に予想外でしたね。これだけの出番でも良いアニオリだったと思えます。
あとは11話の回想シーンで人知れず紫関ラーメンを訪れていたモモイ+ミドリとか。
他にも同じく11話のトリニティを訪れるシーンにおいても、ヒフミ以外の補習授業部の姿も確認できます。
この時は全くの他人同士だった4人が後に大きな戦いへと挑む仲間になるのが良いんですよ。
ストーリーの大筋も原作から特に逸れることなかったので満足でした。
ミカは…まあ今はまだ出番は無くても仕方ないね。
悪かったところ
・戦闘シーンの緊張感の無さ
前述の通り、生徒たちが銃撃でも大したダメージを負わないことに加えて対策委員会編の前半ではそこまで強力な敵勢力も登場しないという点が大きいですね。カイザーPMCは烏合の衆だし。
そして戦闘シーンの作画はもう少し頑張ってほしかった。
・一部説明不足な要素がある
チュートリアル編に尺が割かれていなかったり、連邦生徒会の出番も殆どなかったりで世界観の説明が不十分に感じられましたね。後は黒服との対談時に原作では登場した「大人のカード」が登場していなかったり。まあ原作でも大人のカードがどんなものかなんてはっきりしていませんが。
この辺は大人の事情があるとは思いますが、1クールなら13話構成にすれば1話くらい説明パートに使う余裕もあったんでしょうかね。知らんけど。
とまあ気になるところもそれなりにあったけど、ストーリーはちゃんとゲーム本編に沿った内容だったのでそれに関しては満足、ということで65点という評価でした。2期以降も楽しみです。
みんなもブルアカアニメを見よう!
完
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