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ガッチャとケミーと友情と家族と絆と夢と理想と願いと覚悟と神と人間と

「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦」を見てきました。

ニチアサ冬映画公開日は毎年最強寒波が来ることで有名なのですが、今年も無事に最強寒波が到来です。

東映特撮が冬将軍を連れてきているとしか思えない。

↑寒波に嘆いている今週のラジオはこちら。

それでも公開日に見るという信念は曲げられないので、モサモサ降り積もるドカ雪の中無事に映画館まで辿り着きました。

ちなみに一昨年は1泊2日、去年は有給1日でしたが今年は半休で済みました。
年々冬将軍を手なずけてきていますね。

初めに言っておきます。
泣きました。

正確には泣いてないんですけど、エンドロールで涙を堪えるのにあまりにも必死すぎて軽く頭痛を起こしました。

過去最高傑作だったと思います。
まあわたしがライダー映画をしっかり見始めたのは令和からなので、『過去最高』は語弊があるかもしれませんが……

少なくとも、令和の中では最高傑作だと思います。
断言する。異論は認める。

そんな今作の感想を、いつもの如く箇条書きの怪文書にまとめたので原文ママでお出しします。

パンフレットを読みながら少しは整理したんですけど、あんまり整理できてないです。
情緒ならぐっちゃぐちゃにされました。

この先、「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦」のネタバレを含みます。

公式からある程度の情報解禁はされていますが、それ以上のことを思いっきりバラしてしまうので見てない人は読まない方がいいです。

こんな怪文書読んでないで今すぐ映画館に行け!今すぐにだ!!

・「ところで、一ノ瀬はどうした?」「寝坊です(キリッ」

・スケバン刑事を擦りまくるお母様……最高です……

・冒頭変身とタイトルコール、ヴァルバラドが「ガッチャード側」と明確に示されているのがよかった。スパナさんはみんなの保護者だよ……

・ぶつかって「あっごめん!どうぞどうぞ!!」って互いに言ってるガッチャードとナーゴ可愛い

スターズオブザスターズオブザスターズこと神こと浮世英寿様、上から登場!!!!からの空中で変身!!!
相変わらず寸分の狂いなく完璧な男です

・ケミー化したミッチー、「モー!!!💢💢💢」ばっか言ってるの面白すぎ

・今更気づいたんだけどクロスウィザード=魔法使い=魔法使いプリキュア=高橋李依さんってコト!?!?運命がすぎる

・チーム戦、ギーツ勢:ガッチャード勢が1:1で構成される中息をするように2人で1つのチームを組んでいる蓮華姐さんとサビー、愛した

・ケミーが人工生命体だと聞いて「作られた命……」と呟く祢音ちゃんにウッてなっちゃった

・宝太郎と景和の「THE☆俺たち普通です!!!」感がすごく良かった。
テンフォートレスに2回も砲撃されてるの面白すぎるでしょ……

・ボロボロになりながら城内に入ったら思いっきり案件(赤いきつねと緑のたぬき)やってる英寿様とりんねちゃん笑った

※本当に案件してます。

・りんねちゃんを姫抱っこするおギーツはただのイケ狐だし、ギーツケミーをよしよししたり抱っこしたりしているりんねちゃんは可愛い

・クロスウィザードが作った夢の世界が「みんなの理想を叶えた世界」なので、サビーはアイザックを持ってない=人見知りを解消したい、蓮華姐さんはセレブになってる=金持ちになって母を楽させてあげたい、景和は警察官=世界平和、祢音ちゃんはお姫様=王子様探しという各々の願いが無理矢理叶えられてるって感じなのかな

・その中で、ミッチーだけ何一つ違和感がないの最高。美味い肉いっぱい食えよ……

・そして、あのはっちゃけたスパナさんはスパナさんが内に抱えた理想ってことかい………???
スパナさんもっと自分を出していいんだよ………???

→かと思ったら、「宝太郎が『そうあってほしい』と思っているサビーやスパナさんの姿」だそうです(パンフの山口監督インタビューより)。

・看板バッタになって喋るホッパー1、セッちゃんみがちょっとあってよかった

・黒幕(中身:釘宮調査官(演:本宮泰風さん))なんて勝てるわけがねーだろ!!!!

・釘宮調査官、始めからこの映画のために存在してたキャラクターってことですか………???
しかも真の目的は英寿様 2000年前から土台作ってたってことですね………???

・調査官組は既に1人はスパイがいたので、釘宮調査官は黒寄りのグレーで、今は宝太郎のこと認めてないけどレベルナンバー10編終わったら宝太郎側につくんだろうなとか勝手に思ってた。
真っ黒だった………真っ黒なのにかっけえ………なんでだ……………

日頃から某作に大変お世話になっているオタク、『本宮泰風さんが傷だらけでひざまづいている』という構図があまりにも珍しすぎて見入ってしまったよ。
初期シリーズは結構あるんだけど最近のシリーズは全然見ないからさ、その構図………

・純粋に考えたら2000年の因縁を晴らすためだけに上級錬金術師に登り詰めるのすごいし、目的さえ違えばスパナさんを超えるとんでもない錬金術師かつ戦士になっていたのかもしれないな……釘宮調査官……神に勝つためだけに2作品を股にかけた男……

・一方その頃の英寿様「そんなやついた気がするな」

・てゆーかまって、この先釘宮調査官TVシリーズに出ないんですか!?
そんなの嫌だ!!最終回周辺で真の黒幕に復活して出てきてくれ!!!

・正直、ブラシバキィ!!!!がいちばん興奮した

・刀を抜く→殺陣からのブジンソードに変身する桜井景和 良すぎ

・りんねちゃん!!!!りん、りんねちゃ………マジェードぉぉぉぉぉ!!!!!(涙)

・TVシリーズで「これから起こることは君のせいだよ」とアトロポスに言われたり、映画内でナーゴやおギーツに庇われていたり、何かと『無力であること』がクローズアップされていたりんねちゃん。

その割にはガッチャード開始当初に「りんねちゃんはもう1人の主人公」と言及されていたり、「一ノ瀬」と「九堂」で合わせると10になる=相性バッチリじゃん!(ガッチャードは2枚のケミーカードのレベルを足すと『10』になる組み合わせでないと変身できないシステム)とTVシリーズ言われたりしていたので「おや…?」とは思っていたんです。

こんな素晴らしいお膳立てからの変身なんてないよ…泣いちゃうよ…

・夢の世界で父と再会していたしTVシリーズでも匂わせてはいたけど、りんねちゃんは父を『裏切り者』と言いながらも再会を求めてた。夢の世界で父と会った時の笑顔がそれを物語ってるんですよね。

しかし、現実の父は行方不明。戻ってくる気配もない。
そんなことより釘宮のせいで世界がやばい。

打開策となるコズミックケミーとファンタスティックケミーを扱えるだけの、限りある上級錬金術師=父なら制御の仕方が分かると、自ら再び夢の世界に飛び込むりんねちゃん。

それまで守られているだけだった無力な自分を変えて、自分の力で誰かを守りたいと思ったからですね。

夢の世界で父と向き合って、戦う覚悟を問われて、父の力を受け継いで、未来を託されて、自分で大切な人を守る力を手に入れる。
あまりにも あまりにもエモすぎやしませんか………?

そして、これによってりんねちゃんが「父に対する複雑な思いを振り切った」と捉えることもできますね。わたしはそう見ている。

・そしてマジェードさんめちゃめちゃ強くて美しくて神々しい ここがコスモだったのかもしれない(?)

「この一言で、私は変わる――字は、仮面ライダーマジェード!」
「私がいる限り、もう魔法は通用しない」

かっこいい かっこよすぎるよりんねちゃん………

・バイクのシーン、ガッチャードのバイクがゴルドダッシュ(ケミー)なもんだから爆風で疾走する中ずっと「ダーーーッシュ!!!」って叫び続けてるの面白かった

・レベルナンバー10(最強のケミー)の5体同時変身なんて既にガッチャード最強フォームじゃないか???
これ以上TVシリーズで何を出すってんだい……

・ガッチャードのトドメの前に空中から逆さまに舞い降りてギーツキラーを足止めするギーツIXさん。
「俺にやられるのが願いなんだろ?」イケ狐がすぎる

もうわたしはギーツケミーのことを真正面から見られません
可愛い!!!!!とだけ思えていたあの頃を返してくれ………………視界に入る度に泣いてしまう…………

・でも「コン……お前だったのか……」でごんぎつね浮かんだのはわたしだけじゃないはず

・本編ですら見られなかった浮世英寿の涙が見られたのが1番心に来た。
神の目にも涙……………

・冒頭の交通事故映像に「?」となったはずなのに、釘宮調査官とりんねちゃんによる怒涛の展開ラッシュで完全に忘れていて回想シーンが始まった時に「あっそういえば!!!」となってすべてが繋がってアハ体験起こった……
構成が上手すぎる。

・これは英寿様が今の生を受けてデザグラに初めて参加するまでの話ってことよね?制服着てたもんね?

・浮世家が出てきたことで「浮世英寿もひとりの人間であった」ということを認識させた後、門の前にいた英寿様が光となって消えたことで「しかし、彼は神である」ことを再認識させ『浮世英寿』という神話を改めて視聴者の心と頭に刻みつけるの、あまりにも仮面ライダーギーツという物語のハイライトすぎやしないかね……

・エンドロール、宝太郎スペシャルに対しクロっちがめちゃめちゃ気使ってるの面白かった
☆未来に期待――!!

以上です。

ストーリーや世界観を説明し出すとこのnoteが1万字をゆうに超える気がしたので結構割愛したと思ったのですが、あまり割愛しきれていませんね。
こんなところまでお付き合いいただいて、本当にありがとうございます。

ぶっちゃけあの映画ポスターとタイトルでこんなに激アツ激エモ感涙必至のストーリーをお出しされるとは思っていなかったので、「ポスター詐欺だろこんなの!!!」とは思いましたね。

ポスター詐欺だろこんなの!!(2回目)

もうわたしはギーツケミーのことを涙なしには見られない体になっちまったんだ!!
その「変身」ってりんねちゃんの「変身」ってこと!?
なんてことするんだよ!!許さないぞありがとう!!!

とにかく最高の映画だったので、ガッチャードとギーツを見ている人は今すぐ映画館に行ってください。

早く来てくれ、こちら側の世界へ。

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椎瑠(しいる)
美味しい肉を食べます