八鹿警備の“マトリックス”化

1.このところ自社の施設警備の入社志望者が立て続けに登場する。

今日、この前入社した隊員の新任教育を行い、明日は午前から入社希望者との面接。
何度もいうが、このご時勢、誠にありがたいこと。

ただ、院内と旅館は人が足りているので入れようにもそのスペースがない。駐車場ももうすぐそのスペースがなくなる。

その一方、交通誘導の警備になると入社希望者が一向に現れない。

この場合、営業して前者の仕事を増やすか、前者の希望者を後者に振り向ける工夫をしなければならない。

後者に関しては、前に述べた警備員の“多能工”化の考え方をさらに進めていくのが妥当だと思う。

2.この場合、マトリックス組織に近づくことになる。

(1)マトリックス組織とは組織における命令一元化の原則に反し、複数の上司による管理を導入した組織形態のことをいう。

この組織形態は柔軟な人材活用ができること、組織の役所的なセクショナリズム化・硬直化を防止できるメリットがある一方、組織内の各所に対立や意思決定の困難な状況を生じさせるデメリットが生じる。

現にこの前、ある隊員が、報告すべき隊長を間違えて、伝えるべきことが遅れてしまったという事態が生じた。

(2)そのデメリットに対する方策としては、違う部門の仕事をする場合はその部門の上司に報告・連絡・相談するというルールを徹底させることが必要となるだろう。

そういったルールの徹底を確認する場として隊長会議の存在が今後より重要になってくることは間違いないだろう。


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