肝心なのはやっちゃった後

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今年の高校野球の春の選抜は東邦高校が優勝。

愛知県勢として甲子園300勝を超えた大会だという。
おめでたい話だと思う。

でも兵庫県出身の自分としては明石商業に優勝してほしかった。

特に中小企業経営者としては余計に報徳学園や育英みたいなスポーツエリートが揃う名門でない明石商業が優勝する姿を見たかったのかもしれない。

その明石商が快進撃を続けている。普段は中継は見ないようにしてる自分も嬉しいあまり、仕事を調整・中断して笑、東邦と明石商との準決勝を見てしまった。

この試合は締まった投手戦で7回裏まで0対0の展開が続いていた。
しかし東邦選手の3ランで勝負の均衡が崩れる。まあ仕方ない。
その後、8回表に2ランで明石商が1点差まで迫る。いい試合だ。
ここで明石商に求められるのは最終回に向けて8回裏をしっかり抑えることだった。

でも、そこでミスが起こった。
相手の送りバントがキャッチャーフライになるところをゲッツー狙いで敢えてグラウンドに落とした判断は良かった。
でもその後に一塁に投げた送球が乱れて、ナインが焦り、ミスが誘発され、結果、貴重な4点目を東邦に献上してしまう。
2点差に開いたことで、堅実なつなぐ野球より一発狙いに意識がいき、足が開き、大振りになり、そこを相手投手につかれて試合終了。

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ミスの後の対応が試合を決めてしまう。

これは野球に限らず、企業経営を始め、いろんなことに言えるのだと思う。

やっちゃうことは仕方がない。だって人間だもの。

でもその後に、いかに締めていくか。
きっとそこで求められるのは、苦難に耐えながら一歩一歩繋いでいく姿勢、つまりは忍耐なんだと思う。それが次のビジネスチャンスに繋がっていく。
でも安易な一発逆転狙いの大振りをすると悪い人間に騙されてしまい下手すれば倒産、ゲームセットだ苦笑。

自社もこの先、そんな苦難な場面が出てくるかもしれない。
でもその時こそ、安易な解決策に飛びつかず、一歩一歩繋いでいく忍耐さを大切にしたいと思う。

そんないい試合を見せてくれた明石商と東邦の選手・監督・コーチ他関係者の方に感謝です。

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