CE的な思想を現場に取り入れる
1. 一人暮らし時代の自炊を思い出してみる。
例えば炒め物を作る時、フライパンに味ウスターソースや豆板醤がこびり付くと、食事後、洗う時になかなか取れず、ムダに時間を浪費してしまう。
なので炒め物が出来てからそれを皿に移した後、すぐにフライパンを洗う。すると上記ソースがすぐ取れ、全体の調理・片付け時間を短縮出来る。
2. こういった物を作る順序にとらわれないという発想は製造業でもあるらしく、製造設計と製造、販売などの統合化、同時進行化を行うための方法のことをコンカレント・エンジニアリング(以下CE)という。
この方法により、リードタイム(素材が準備されてから完成品になるまでの時間)の短縮と、それにともなう製造コストの削減につながるという。
業務効率によるコストの削減というのがこの方法の背後にある思想だと思われる。
3. 自社においても、最近では部門によってはパナソニックやJR出身の退職者も何名か入社してきている。
そうせいか分らないが、いろいろと業務効率に関する提案があるという。この流れはとてもいい事だと思う。うまくいけば労務上のコスト削減による職場環境の改善に繋がるだろう。
携わる業種は違えど、こういった現場での提案を可能な限り取り入れていく事がCE的といえるのかもしれない。