イチロー引退会見を見て感じたこと
今朝、ユーチューブでノーカット版イチローの引退会見を見た。
アメリカに一人旅で行った時、白人ばかりの客がいるボストンのフェンウェイスタジアムに野球観戦に行った際にヤンキースのイチローがスタメンで出てるのをみて、なぜか日本人として誇らしいと思ったのを覚えている。
そんな一野球選手の枠を超え、多くの日本人にとっての誇りといえる偉大な人物が引退した。
他人と比較する事なく過去の自分の記録を乗り越えること、有言の目標を掲げること、若いうちにめんどくさい事や大変なことにぶつかっていくこと、それらを地道に積み上げることの大切。
そしてそれらを行ったり、掲げたりするにあたっては成功するかどうかや向き不向きより、何がやりたいのかを、基準に考える。そうやって頑張っていけば少なくとも後悔はしない。
イチロー引退会見からはそんなメッセージが自分に聞こえてくる。
それを前提にして考えると、イチローは野球に限らず、いろんな意味で人としての基本的な在り方に謙虚であろうとしたんだろうなあと思う。
やはり、1つの世界で人物になる人は、テクニックの枠を超えて、その生き方そのものが哲学になるものなんだなあ。
そのへんが、自分を含めた多くの日本人に愛される所以なんだと思う。
そんな偉大な人物と比べるまでもなく小さな人間だけど、自分も経営者として、人間として、自分の打ち立てた夢や思いに真摯に向き合い、常に人としての在り方に謙虚でありたい。
そんなことを引退会見を見ながら思った。