百合台本
A=先輩。失恋を引きずる。
B=後輩。先輩のことがすき。
夜の屋上、フェンスを乗り越えて建物の際に立つA。
B:先輩!お姿を見かけたと思ってストーキングしてきたら何をしてるんですか!
A:えっ!?Bちゃん?またついてきてはったん?あれだけストーカーはやめてってうち言うたのに…
B:いやまあやめろと言われてやめれるなら年単位でストーカーしてないんで…って今はそれどころじゃないでしょ!早くこっちに戻ってください!あぶな…
A:来たらあかんよ!
B:…なんで…!?
A:うちはもう生きとる意味がわからんなってしもうたから、あの子に否定される世界になんか存在したくないからこのまま消えるんよ。Bちゃん、見んかったことにしてはよ家にお帰り。
B:…なんですか勝手に…嫌です!先輩の存在しない世界なんか、あたしも生きてる価値を見出だせない!何がなんでもついていきます!あたしだって先輩になら本気を見せられます!
Bがフェンスを乗り越えようとする。
A:Bちゃんあかんよ!…わかった、わかった戻るから離れて!ああもうどうしてこうなってしまうのん…。
B:手貸しますよ。どうしてって…この世界にはまだあたしみたいに先輩が好きすぎてしょうがない人間がいるからです。絶対消えさせたりしませんからね。
A:ほんまに…わからん子やね
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