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【旅キロク】初海外が国際ボランティアだった話:チェコ共和国② 出国~現地集合編

こんばんは。ソーニャです。

前回、大学1年の夏にいきなり国際ボランティアに行こうと決意した私。今回は出発から現地にたどり着くまでのお話。

場所と持ち物にびっくり!

訳も分からず国際ボランティアに申し込んだら、現地のボランティア団体から英語の案内データが届きました。プログラム内容はこんな感じ↓

①チェコ北部のポーランドの国境沿いの町、リベレツ(Liberec)で
②2週間、森の中の外来種の駆除活動を行う
③メンバーは私を入れて14名。うちチェコ人(現地サポート)が3人

Liberecはここにあります。

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Google Earthで見たらドイツ・ポーランドの国境に挟まれた「森」でした。そして、持ち物の欄には、寝袋・登山靴・雨具などかなり本格的なアウトグッズの数々…全く経験のない私の心は不安とわくわくでいっぱいになりました。きっと傍で見ていた両親は「こいつ一体何するんだ…」と震えていたのでしょう(笑)とりあえず、持ち物だけは揃えねばとアウトドアグッズを買いに行き、パスポートの申請をしました。

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↑ 実際の荷物。バックパックはお父さんに借りたもの。

バタバタと迎えた当日

そんなこんなで出発日になりました。東京からリベレツまでの道のりは、ざっとこんな感じ↓

◎1日目
東京→ロシア シェレメーチェヴォ国際空港(トランジット8時間)→プラハ(空港近くのホテルで一泊)

◎2日目
プラハのホテル→(バス)→リベレツ→(リベレツのホテルで一泊)

◎3日目
ホテルを出てローカルバス→バス停でサポートメンバー(チェコ人)に電話、迎えに来てもらう!

………………………………長いっ!(笑)
海外慣れした今なら、空港着いて夜中にはリベレツに行ける自信がありますが、なんせ初海外。予定をかなりルーズに立てていました。そのおかげで素敵な出会いもいっぱいだったので良しとします。旅路が長すぎるので、ここでは印象に残った出来事を書かせてください。

ロシアの空港で初海外の洗礼を受ける

金髪美女から3度の飯を供給されたのち、降り立ったロシア・モスクワ。パスポートコントロールで、おばちゃんと英語が通じずめちゃめちゃ怒鳴られたのを鮮明に覚えています。今だったらどうってことないんですが、当時の私は「どうして怒られてるのか分かんない…海外こわいよおお」とビビり散らかしておりました(笑)

空港の中なのに、ハトの大群がバサバサ飛んでいて、たまに人が食べているスナックめがけて攻撃してくる様子を横目にひたすらプラハ行きの便を待っていました。ロシアの空港、初海外にしてはレベルが高すぎました!

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↑ ハトがいつでも食べ物を狙っている空港内。まるでスパイ。

そもそもチェコは英語圏ではなかった

チェコに到着して、私が何よりもショックを受けたこと、それは「えっ。外国って英語が通じるんじゃなかったの?ここってヨーロッパだよね?」ってこと。高校生まで外国語=英語しか知らない私からしたら、頑張って勉強してきた拙い英語さえ通じない異国を想像していませんでした。今思えば当たり前の話なのですが(笑)言葉では何も伝えられないので、すべてパッションでいくぞと心に決めたチェコ初日なのでした。

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↑プラハで初めて撮った写真。緊張でガッチガチ。装備もガッチガチ。

特に大変だったのが、リベレツでの宿泊。家族でやっている小さな民宿で、ご夫婦とおばあちゃん3人で経営されていました。英語が通じず、支払い方法や、朝食の時間など、すべてノートにイラストを描いて、ジェスチャーを交えて伝える形。朝食の際に、おばあちゃんが生のトマト(唯一の苦手な食べ物)を出してくれて二人きりでニコニコ見つめてきたので、気合で飲み込んだのを強烈に覚えています(笑)こんな大変なお客さん初めてだったと思うので、チェックアウトするときには、3人とめちゃくちゃ仲良くなれました。言葉が通じなくとも、意外とどうにかなるものだと、よく分からない勇気を手に入れたのでした…。

そんなこんなで、やっとこさボランティアの集合場所にたどり着きました。最初に思ったことは「ああ。ここでは英語が通じるんだ!良かった!」という安堵感(笑)人見知りな性格ですが、たどり着くまでに色々な事が起こりすぎて、コミュ力が人生で一番高くなってました。おかげで、すんなりボランティアメンバーと会話でき、最高(?)のスタートを切ることができました。

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↑ ボランティア初日。名前を覚えるためのフリスビーゲームの様子。

今日はここまでにします。
次回からいよいよ、ボランティアスタート!活動内容を覚えている限りで紹介していきます。では!

ソーニャ

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