おれに捧げる詩

・4週間ほど前、受けたIQテストの結果が返ってくるらしいので、精神科に行って自分が正常なのか確かめに行く日であった。

都市部のほうに病院があって、住んでるとこからは結構遠いので毎回行くのが大変で困っている。もっと近い病院を探せばよかった。今更変えられる感じではないので、まあ仕方ないか。

というか、もっと早く日記を書け。

・肝心の結果なんだけど、全然ADHDだったらしいっす。

まあ結論は置いといて、結果を見ようじゃない。

おれのIQは108。IQは100を平均とするのでおれのIQはめちゃくちゃ平均。

しかし、このIQはいくつかの項目のIQを複合した上で出していて他の項目のIQもある。

特に、言語理解のIQが122もある。大体MENSA会員になれるのがIQ130からくらいらしいんで、おれの言語理解のIQは MENSAに匹敵できるワケ。明日からおれのことをMENSAニキとお呼びください。
処理速度も悪い数値ではない。おれ、ADHDかも、とか言ってた割に効率が悪いとかモタモタすることはないから、本当にそうなのかなぁって感じだったんだけど、別に処理速度の高低がそういう発達障害に直接影響するわけではないらしい。
でも、知覚推理やワーキングメモリーといった項目は低くて平均をした回っている。こういう短期的に記憶したり集中したりする能力が欠落していると。これはおれの悩みに当てはまっているので、かなり正確に出ていると思った。

こうした複数のIQを総合して108という値が出たわけなんだけど、なんでADHDの検査にIQを使うのかと言うと、ADHDの人は、このIQのところが高いところと低いところでガタガタのグラフになっている傾向が高いらしい。
全部のIQが大体同じくらいなら発達具合が均等で安定した性質になるが、ガタガタだと明らかに発達していない部分があり不安定な(問題を抱えた)性質になると言う感じらしい。これはネットで調べた。

次は個性の傾向という項目。AQ-JとCAARSという二つのテストをしてそれを割り出す。
AQ-Jは対人関係の項目が多くて、CAARSは注意力とか多動性とかを調べる項目が多かった。

AQ-Jの方は特に問題が多いようには思えないが
やはり集中力のスコアの高さが気になる。(スコアが高いほど問題がある。)

CAARSはもう、悪すぎる。こっちだな、おれは。
完全にスコアが悪い平均に近い。
これはもう、そういうことだ。

というわけで、なんか、おれ軽いADHDの傾向があるらしいです。

まあ、知ってはいたというか、身構えてはいたというか、自分がADHDだったことに対して特に驚きもない。
逆に、淡白な気持ちで受け入れている自分がなんか変な感じもする。
自分がそうだったからと言って、別に明日から何かが変わるというわけでもなく
かと言って自分がADHDだと開き直るのは、また違う。
何もない日の夕方みたいな、そういう凪いだ気持ち。

これからも、仲良くしてくれたら嬉しいです。

・そしてADHDの薬を処方してもらうことになった。
向精神薬に対しての興味がないというと、嘘になる。
よく言われる「頭の中のもやが晴れた感覚」というのを確かめて見たい、そういう邪な気持ちもあった。

今回処方されたのはインチュニブつー薬で
色々調べたら、集中力が増したり、切り替えが楽になる薬らしいということだった

ただ、結構高い。
2週間で4000円くらいのお値段。特にジェネリックとかもないらしい。
うーん。高いなぁ。1週間で500円程度のタバコと比べても全然高い。

そして飲み始めたんだけど、副作用が結構あって
常時眠気というデバフが付与されている感覚。
そもそも最近生活習慣が終わっているというのもあるだろうが、それにしたって眠い。
飲み始めてしばらく経ってようやく慣れというか、眠気が若干引いてきた感覚はあるが、それでも急に眠くなったり、逆にめちゃくちゃ瞼が重いのだが全然寝れなかったりと
眠気というものをコントロールできていない。

それに、飲み始めて、劇的に効果が出ている実感もイマイチない。
集中力が上がったり、ミスとかの注意欠陥が引いたりしている感じも特になく、ただデバフを付与されているだけという感じ。

うーむ、どうしたものか。

医者曰く、効果が出るまで時間がかかる薬なのでもう少し続けましょうとのことだが、そんな薬に高い金を払っているのも少々馬鹿らしい。
もちろん、自分の欠点(自分はそう思っている。こういうのを個性と呼んで大切にしていくべきというのも当然わかっている)を治したいという思いは強くあるので、しばらくは飲み続けていくのだが
それでもやっぱり難しいんだな、というのを痛感する
まあ自分が持っているゆがみを薬を飲むだけで治ったら苦労しないというのもまた事実だ。

早く真人間になりてえです。

・全然日記を書けていなかったのはこういう理由もあるので、しばらくは頑張って書こうと思います。
おれという人間に乞うご期待。

じゃーねー。