ザトウクジラに捧げる詩
・遠い昔の記憶
blue skyに思い出して書き込んだ。
子供会に親が入れてくれたんだった。
おれは昔から(今も)割と人見知りで、学校も学年も違う、その地域にいるってだけのガキを集めた子供会にはなんとなく馴染めない感覚があったのは確かだった。
今思うと、ママ友の交流会のためだったのではないかと邪推してしまうが、親がおれを想って入れてくれたと信じたいよな。
それでも一つ覚えていることがあって
地域の公民館?劇場?みたいなところで映画を観る会があって
オーシャンズという映画を観たのであった。
ようは、海に関するドキュメンタリーの映画なのだが
子供ながらにこれを見て、泣いてしまったのを覚えている。
今も魚や鳥、爬虫類など生き物が好きなおれなのだが、こういう性質は昔からあって、今もなお培われているというのは嬉しく思う
んで、気になってもう一度観てみたいなと思った。
今締め切りがやばくて全然そんな場合ではないのだが、衝動性に逆らえず、アマプラでレンタルをしてしまったので観ないというのも忍びない。
〜感想〜
全然泣けなかった。
そりゃそうじゃ。
だってドキュメンタリーだし。知ってる内容ばっかりだし。
おれ、結構こういう自然のドキュメンタリーを観るのが一個の趣味で、YouTubeに上がってるナショジオとか、アマプラにあるドキュメンタリーを片っ端から観まくっていた時期があったため、大体もう内容を知ってしまっている。
こういうドキュメンタリーって意外と目新しい内容が少なくてさ、大体おんなじことを映像にしている
イワシの大群とそれに群がる捕食者とか、クジラのでかさとか、危機に瀕している生き物とか。
だから新鮮な知識がなくて、全然感動できなかったし、なんなら2回くらい寝落ちしちゃった。
・動機は昔のおれを確かめるためだったのだが、結果的には昔のおれと今のおれは違う心だということが分かってしまった。
でもまあ、それでいいんじゃね、と
昔の自分はまだ知らなかった生き物の生きる力の逞しさと、そしてその尊さが我々人間によって淘汰されゆく状況を初めて知って、おそらく泣いたんだろうと思う。
当時の自分にとって世界とは矮小で、知らない世界のことなんて思いもよらなかったと思う。おれ、岐阜県に住んでたし、海を知らなかったんだな。
この映画によって新しい世界が開いて、知識を得て、それで心動いて泣いたという事実は失われるものではないと思うし
その知識や、生き物を想う心は今も脈絡と受け継がれているわけで。
だから、今この映画で泣けなくても良かったんじゃないかと思う。
昔のおれ、ありがとな、とクサいことを感じてしまった1日であった。
・泣けなかったといっても、かなりすごい映画だったなと振り返ってみる。
こういう自然を相手取った映像って、どうやって撮るんだろうといつも感じている
目当ての魚が現れるのにも、不確定要素が多すぎるし
ある程度人為的に取られた映像もあるだろうが(水槽で飼っている魚を撮るとか)
それにしたって、それだけの映像で2時間近く繋げるのはすごい時間とお金がかかっているんだろうなと思う。
荒波の映像とかどうやって撮っているんだろう。
船がバッコンバッコン揺れているのに、カメラは安定していてちゃんと映像になっている。
2006年とかの映画のはずなので、ドローン技術とかもまだ普及していないだろうし、そういう様子でもなかったから、不思議だ。
他の映画を観ても思うが、映像というマジックに騙されているほうが幸せなのかもしれないな。
400円払えるなら観てみてね。
・知り合いが向精神薬について教えてくれて
自立支援っていう制度があるらしい
今飲んでいる薬が安くなる可能性があるとかなんとか。
そいで、調べてみたけども、やっぱ納税していないとこういう市とかの制度はなかなか受けられないらしい。
自分は親の扶養で今いる土地にいるため、べつにそこには納税していない。
結構前にあった10万円消滅事件も、扶養に入っていて市に納税をしていないからだったなそういえば
まあいいんだ。
結局貰えないものは貰えないから。
そこは割り切っていくしかない。
もちろん、こういうのが気楽に受けられるようになるといいなとは思う
学生だし、お金も毎月大変だし、そこに薬や診察代の上乗せはなかなか厳しくはあるのだがね
わざわざ教えてくれてありがとう