地面師に捧げる詩

・もうええでしょう!

昨今人気爆発中のドラマ「地面師たち」。
最近オイラもこれを観ている。
このためだけにネットフリックスに再び入ったので、なにかしらのネトフリにあるコンテンツを観ておきたいところではある
うちの家訓を教えてあげよう。
「元を取れ」。

さて、地面師たち、めちゃくちゃおもしれーじゃねーかよ
土地をでっち上げて他人に売りつける地面師という裏社会の職業を描いた作品だが
まさに職業。
プロフェッショナルの犯罪の手口を非常に面白く仕立ててあげており、観ていてとてもワクワクする。
犯罪に胸ときめいているわけではなく、彼らのプロの手口にであるよ。

俳優も豪華で、俳優に疎いおれでも知っている人が結構出ていて観ていて楽しい。
山本耕史がいるだけで笑顔になってしまう。
それに、俳優さんだけにとどまらない、面白いキャスティングもたくさんあって、しかもそれがかなりハマり役になっているのが素晴らしい。
1話の佐々木さん役のおじいちゃんとかも、絶妙な素人感というものが演出されていて、それが犯罪の片棒を担ぐ老人という役にビッチリハマっている。

BGMもマージでかっこいい。
石野卓球というサイコーの人間が手がけているため、言うことはほぼないのだが
印象的なのはかなりテクノやハウスなんだよな。
それはただ単にシーンに合った劇伴というだけでなく、裏社会的な危ない香りを漂わせるセックスミュージックとしての一面をプッシュしていて
それゆえに反社会的なこの作品のイメージとしっかり合致している。
ピエール瀧も俳優として出演していて、電気好きな自分としてはかなり嬉しい。


この作品を見て思ったのがテーマの絡め方のかっこよさがある。
地面師というのは土地に関係した仕事。家やマンションなどの建築には必要不可欠なものこそが、土地である。
そしてその土地に建てられるのが「家」なわけであるが、この作品はそこの「家」というテーマをうまく扱っているのが良い。
それはつまり、「家」のための土地(地面師という詐欺の側面)と、「家」というつながり(家族の側面)がまとめられているということだ。
この作品はところどころに家族という人間のつながりを強く示唆するシーンがあり
その家族を想う心が最終的には、地面師たちの詐欺による土地売買というものに収束していく。

地面師というテーマを作品で扱う上で、もちろん上記のようなプロフェッショナルな仕事ぶりを強調するのも良いが、それはあくまで犯罪であり、詐欺でしかない。
そこに家族という要素を付け加えて、家族とのつながりだとか、親族を養うためにお金を稼がないといけないだとか、あるいは犯罪により家族を失う悲しみだとか、夫に浮気された怒りだとか、犯罪者にも家族はいるんだとか
そういうただのクリミナルな側面だけにならないような工夫がなされている。それゆえにドラマ性に富んでいる。
地面師と家族というテーマの絡め方が非常に上手だなと思って観ている。


みんなもこの最もフィジカルで、最もプリミティブで、そして最もフェティッシュなドラマを観て、ネットミームを言いまくろう!

もっと大きなドラマを観ませんか?死人がゴロゴロ出るようなドラマです...。



・今週のありスパ、神すぎる...

おれが父親になったらどうするんだろうと考え込んでしまった。

子供を育てるって大変だよな。
子供を育てるシュミレートを脳内でよくやっているのだが、それって「おれの理想の子供」を育成しているだけで、本当に意味ないんだよな。
いや、「おれの理想の父親像」を菊練りにしているだけかも。
本来であれば「その子がその子らしく」という方針が最も大切なんだろうけど
親としてのエゴが出てしまうのもわかる。
サッカー好きだからサッカーを習わせる、絵を描いているから絵を描かせる
そういうものなのだろうか?

子供は親に似るのではないか(風貌の話ではなく内面)、という価値観もおれの中で強くある。
親がこうなら子はこう。カエルの子はカエルってやつだ。けして悪い意味ではなく。
だったら親のエゴと子のエゴは似通うのではないだろうか?
うーむ。


人間がどういうふうに形成されていくのには本当に興味がある
なぜなら、自分ですらどうして自分になったかがよくわからないからだ
子供に限らず、今の大人のあなたがどういう人間になっていったか、知りたい。
そういうわけでみんなも日記を書いていただきたく存じます。

子供って不思議な存在だ。
今からでも無垢な子供になりたい。
無垢でありながら、世界の全てに驚きたい。
そういう人間におれはもうなれないんだ。
オーシャンズを見ても今はもう泣けない。
大人ってなんて嫌な存在!!



・ラジオでもう一つ。

音声放送のこの回も神回。
※いきなり下ネタが出てくるので注意

ヤスミノさんのこのさりげない下ネタの差し込み方には本当に尊敬する。
この人の下ネタって、さりげないというか、いやらしさがあんまりなくて、そういう「音の現象」みたいな感じで捉えることができる。


いや、別に下ネタを言いまくりたい!っていうわけでもないのだが
やっぱ下ネタを言っている時って下ネタになっているじゃないですか。
そこの下品さとかいやらしさみたいなものはあんまり好ましくないなとも思う。
うん、下ネタ言ってる時点で、っていう話もあるけど。

その点、彼にはいやらしさがない。当然だよね?みたいな感じで下ネタを言えているのがかなりかっこいいよな
おれも彼のように自然体で下ネタを言えるようになりたいっす。
TPOは弁えて。

まあでもキャラもあろうな。
すけべな野郎が言う下ネタと、なんかよくわかんないやつが言ってる下ネタってニュアンスがまるで違うからな。
下ネタをオーラのように纏うとき、そのオーラの色は青でなくてはならない。
ピンク色であってはいけないのだ。



・最近締め切りとかも近いし、ストレスと自分の至らなさにどんどんタバコの本数が増えていてやばいよー
健康がどんどん害されている
不健康はダサいって思っているのだが
その掟は破られている最中である。
どっかでやっぱ自制が必要だが
その自制というものが1番できないのが、おれなので難しいよな

明日も頑張るぞ

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