東京に捧げる詩1

・この週末、東京に行っていた
理由としてはSSFっていうアイドルマスターの同人誌即売会があって、おれはそこに出る本に寄稿していたので、顔を出しに行くためだった

しかし、まあおのぼりさんのオイラには東京は広すぎるし、何よりおれは東京が好きなので、せっかくなら、と4日くらい滞在することにしたのでした

そういうわけで旅記になります


・木曜日の夜に夜行バスにて前乗りを図る
ほんまは新幹線とかでもいいんだけど、朝新幹線に乗って東京に行くと多分11時とかに向こうに着いてしまうため、夜行バスでギリギリ金曜の時間を確保するという名目の元、
ただの金を節約したいだけなのであった

夜行バスは安くて良い。
新幹線の半額以下だしな。おれが住んでるとこは関東から遠いというのもあるので、まあお安く行くに越したことはない。
飛行機とかも安く抑えられる、みたいな話を聞いたことがあるのだけど、おれの住んでいる広島の広島空港はアクセスがカスなのでここに住んでいる限りないだろうな

そして、夜行バスはケツが終わるのが良くない。
本当にお尻がなくなってしまって、今もない。
つーか、広島から東京まで13時間拘束されるのは普通にやばい。
地元に住んでいた時は名古屋発だったから23時に出発して、朝5時に着く、みたいな感じでよかったのだが(朝5時に着くというのも大概困るが)13時間は流石に長いね

まあ節約してる身なので文句は言うまい。
あとSAで吸うたばこは格別に美味かった


・そして金曜の朝に東京に投げ捨てられる。
ホテルのチェックインは12時ごろで、少し暇だったので渋谷をうろちょろ。

素晴らしいな。
平日なのに人が多すぎる。ビルがどこに行ってもあって、そして高く聳えている。
なんと素晴らしい街なのだ。この日記では常套句だが、おれは東京が好きだ。昼はなにかモノクロの様で、他人に無関心で、人がたくさんいて、忙しなく働いてるやつと暇で遊んでいるやつと意味がわからない人がいて、
夜になるとみんなベロベロで、ネオンと街灯が街を怪しく包む。
まさしくこれだ。このカオスそのものが東京が美しく、そして穢れている。それが好きだ。


あと、渋谷の駅前のでっけえでっけえ喫煙所に行ってみた。こういうでかい喫煙所は都会にしかないので、一回行ってみたかった。
感想としてはでかいだけだが、その分いろんな人がいて、サラリーマンとか外国の観光客とか、待ち合わせの暇を潰してるやつとか、いろんな人がいてよかったな
こういうなんでもない人たちにも生活と帰る家があると思うと、都会の凄さにひれ伏してしまうよなぁ

・タコベルに行く。
タコベルってね、地方にないんスよ
これは由々しき問題だ。ゆゆ式。
ゆゆ式のキャラで誰が好き?おれおかちー。

だから行く。止めてみろ。おれのタコベルを。
知り合いのタコベル好きなやつがずっと「タコベルはブリトーを食え。タコスは食うな」と言っている。
曰く、タコスはスカスカらしい。フム。
せっかくタコベルに行くならば、タコスを食いたい。でもそう言われたらさ。もう無理じゃん。
ごめんタコス!タコスは次の機会に行かせてくれ!!!

つーわけで、チキンブリトーを頼む。メニュー写真に黄色い物体があり、まさか...と思って店員さんに聞くと、チーズだった。
おいって。チーズやめろって。脳死でチーズを入れないでよ。
いや、メキシコ料理を食うにさしあたり、チーズを入れないのはある種マナー違反だ。でもさ。チーズ食えないやつもいるだよ。そこを尊重しようよ。チーズないブリトーを作って、その上でチキンチーズブリトーを作ったらいいじゃん。そのチーズ分の差額で得する人損する人(そう言うバラエティ番組あったよな)がいるんですよ
クソが

美味かったよ、チクショウ

タコベルはドリンクバーシステムを採用している。
例に漏れず、上のタコベル好きな知り合いが「タコベルはドクペ(ドクターパッペーの略)があってアツい」と言っていたので、ドクペ好きなおれはこのブリトーをドクペで流し込んだらさぞうまいと思って
空のドリンクカップを持って店内を探したが、ドリンクバーがなくて15分ぐらい彷徨っていたら
店の入り口にあって、少し凹む。
ドクペ徘徊おじいちゃん。



・ホテルに行く。
ホテルは新宿駅から出てすぐなところだった。これには何度も助けられた。地方に住んでいるやつは移動手段が車とかチャリとかバイクで、意識しないと歩かない。だから、すごくへとへとなのだが、そう言う時に駅から出てすぐ横になれるというのはかなり助かる。新宿駅だからアクセスもかなり良い。
いいホテルだった。


・お昼すぎに池袋へ行く。
前から知り合いと話していて、今日はボードゲームをして飯を食うという優雅な会を開くことになったのであった。
池袋のレンタルスペースを借りて、ボードゲームを持ちよるのだ。なんと胸ときめく会なんだろう

自分は荷物が多くなるからいいよ、と言われたけれども、おれもなにかしら持ってこればよかったな、と少し反省?心残り?そんな感じ。

池袋のレンタルスペースはマンションの一室をなんかおしゃれにして会議したり遊んだり様になっていた
ニンテンドースイッチとかも置いてあったからゲームを持ち寄っても面白かったかも。

画像これしかなかった。

そしてドミニオン。
おれの仲間内ではドミニオンが最高にアツいゲームとして有名だが
基本オンラインでやっているので、紙媒体のいわゆるアナログゲームとしてドミニオンをやるのは初めてで、めちゃくちゃ面白かった

デジタルゲームでやっていると忘れがちだが、これってちゃんとカードゲームだと言うことがよくわかった。
デッキを引き切ったらシャッフルがいるし、カードを買っていくとちゃんとデッキが厚くなる。
この物質感がたまらない。
もちろんただのゲームなのだが、デジタルで遊ぶ時とは全く違う、アナログの手触りというのものというのはとても大事だ。
めちゃくちゃ楽しかった!!
他にはitoをしたり、知り合いが持ってきた同人ボドゲをやったりワイワイ過ごした

・ボードゲームした後トルコ料理屋にいく
トルコ料理って世界三大料理らしい。中華、フランス、トルコ。日本人にとってはトルコだけ馴染みがなさすぎるね

写真がないのでアレなのだが
まずピタパンみたいのを食った。このピタパンが妙に美味くて、歯応えがありつつ小麦の味がちゃんとしててよかった
あと、ピタパンらしく袋みたいになっているので料理を挟んで食うことができる機能的な面を持ち合わせていてよかった。
こういう飯のエンジン的なものを見ると、オッと思う。思うだけだけど。

あと謎の付け合わせ?前菜?みたいなのをピタパンとちまちま食った。
説明がないので今何を食っているのか全くわからないのだが、全体的にうまいしエスニックな味がしてよかった。
意味のわからないものを、意味のわからないまま食うのってけっこう面白い体験だなと思った。
飯を食う時に意味を求めて食っている時って結構ある。その飯の記号的なところを消費している感覚。それを廃止して、運ばれてくるものをよくわからずに喰らうというのはなかなか新鮮な体験で面白かった。

メインディッシュは羊肉の炒め物、ケバブ、ハンバーグ、トルコ風スクランブルエッグとか。
全体的に羊肉が多かった。
羊の肉って美味いよなぁ。肉の味とかって一緒だろって思いがちだけど(一人暮らししてると肉って安くて多いしか買わんから)、いざ食ってみるとめちゃくちゃ味ある。
羊肉は羊肉としか言いようがない、そういう味だ。うまい!
全体的にトマトの味付けが多くてトマト味大好きボーイこと、おれにとっては嬉しい。

あとはトルコのビールを飲んだり、うまいワインを飲んだりしていたらかなり気持ちが良くなっていた。
おしゃれな料理屋さんではしたなくTwitterに対する愚痴とか生きていく上での苦しみみたいなのをグダグダと話すのであった。
知り合いうちひとりは酒を飲めないらしかったので申し訳ないことをしてしまったな、と思うが、これはもう仕方ないじゃない。お酒が入ると人間は饒舌になってしまうのだから。


夜風を浴びながら歩く夜の池袋はよかった。
帰りは覚えていないが、「メトロミューと夏目風間ってどう言う関係なんだ!?」と騒いでいたことは唯一覚えている。


わざわざど平日におれの誘いに乗じてくれた仲間たち、この場でお礼申し上げたい。
ありがとう!



・ホテルに帰って、酔いも覚めてきた頃、思い立って夜の新宿を散歩することに。
東京に来たら、夜の街をカメラを構えながら散歩するのがもはや儀礼となっている。前回は上野とか立川とかを歩いた記憶がある。



ああ、美しい。夜の街ってなんでこんなに素晴らしいのだろう。惚れ惚れしてしまう。

暗い世界に煌々と輝く色とりどりの光。
これがおれの美しさの原風景と言って良い。

絵に流用できるような資料集めという側面もあったのだが、思ってるより枚数がなかったな。
夜の写真を撮るのはかなり難しい。
正直適当にとってもかなり様になるんだけど、そこにいくための光の量を調整するのが難しくて、そうするとシャッタースピードが長くなって手ブレが顕著になったり。かなり難しい。
ちょっと真剣にカメラを学ばないといけないターンが来ている。


・かなり歩いていたら、お腹が減ってきた。先にトルコ料理をたらふく食べたばかりなのに、全くかわいいお腹だぜ。

最寄りで深夜まで営業しているラーメン屋に突入。もはや今更味の選り好みなどとは言うまい
1時半に食うラーメンは美味しかった
そして目の前に「死」の文字がチラついたので、流石に散歩中断、ホテルに戻る。
「死」の警告を維持したままタバコを吸う。
頭がくらくらしたが、かなりうまい。命を削った旨みだ!


・その後、ホテルにある無料マッサージチェアを発見し、明日に備えるために座ってみたのだが
所詮奴らは機械。人間の心地よさなど全く象牙にかけず、ひたすら一定のリズムで体を刺突し続けるので、帰って足とか肩が痛くなってしまった!
慣れないことはするべきでない



・と言うわけで少し長くなりそうなので、ちょっとここで切る。次回は上野と原宿、余裕があったらSSF編になるかと思われます。


それでは!

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