
21のニートが「世代の壁」を考える
自宅の進撃者、ロックジェネレーションの白鹿かかおだ。
よく、テレビやYouTubeで「Z世代」聞く。
わたしは21歳なので、
Z世代と呼ばれているものである。
Z(ゼット)って、終わりのアルファベットということで言葉を知った最初は、なんかいいなと思っていた。
だけど、「Z世代」という言葉を流行語やたくさんの人たちが持ち上げるたびに、うんざり、げんなりして行った。
世の中には、喜怒哀楽のように、他者と違いに呼び名を付ける職業があるらしい。
それを抽象的に世代間で違いを表した人がいるみたいだ。
・団塊の世代(1947~49年生まれ)
・新人類(1960年代生まれ)
・バブル世代(1965~69年頃生まれ)
・団塊ジュニア世代(1971~74年生まれ)
・就職氷河期世代(1971~82年頃生まれ)
・ゆとり世代(1987~2004年生まれ)
・ミレニアル世代(1980~90年代前半生まれ)
・Z世代(1995~2010年生まれ)
2004年生まれのわたしは、「ゆとり世代」と「Z世代」の複合タイプ。
強い属性であるが、その分、弱点属性も多い。
例えば、受動的で積極性に欠けるところだろうか。
よく知らないが。
「世代の壁」ってなに?
そもそも、我々は人間だ。
だのに、話が噛み合わない。
それは何故か。
それは「文化」と「情報技術」の変化。
これはあくまでわたしの答えだ。
国語のテストに答えがあるように、
わたしたちはすぐに「答え」を出す文化を創り出した。
テレビではクイズ番組、他者の評価(フォロワー等)こそ正解のような。
ちなみにわたしは、国語のテストは大体3割くらいの点数だった。
悲しいことに。
社会に出れば、即戦力の人材を求める会社がいる。
パワハラだとか、注意できない上司がいる。
無知な新卒は立ちふるまいやしてはいけない発言の「答え」を欲している。けど言ってはくれない。
歯車がちぐはぐで、分かり合う前に、会社を辞める。
きっとそんな感じだ。
知らんけど。
社会に出ることすらしないわたしは自宅警備で大変だ。
今日も母からバイトしろと申し上げるし、
父はわたしの銅像のように重い身体に、直接攻撃で対抗しようと時代錯誤も甚だしい行動を選ぶ。
直接攻撃をする前に、魔法技術や精神攻撃、バフ、デバフをするのが今の時代最先端だ。だから、物理ではなく、まずは自分から変化を。で、頼むばかりだ。
スマホやパソコンが1人に1台ある現代。
情報過多という言葉を聞かない日はないほどに、
すぐに「答え」を求め、正解を知ろうとする情報社会。
テレビはオールドメディアと言われるこの頃。
昔はテレビの見すぎはダメとか、ゲームはすこしねとか、スマホは1時間とか。
抑制に、抑制されてきたが、今は、父親にテレビのニュースは1時間見なさい。とか言ってくる。社会問題を知りなさいと。
ニュースなんて、ネットで見ればいいじゃんと、父には思うわけだ。だが、言い返さない。テレビが父親にとってのコミュニケーションであり、部屋に籠もるわたしに対しての対抗策なのだろう。
Z世代の言い換えでデジタルネイティヴ世代というのもあるらしい。
デジタルネイティブとは、物心ついたときからインターネットが普及していて、使えるのが当たり前の世代を指す
すぐに「答え」が分かるので、自分自身で思考することはしない。
まずは検索。
分からなかったら、検索。
暇なときは検索。
ggrks(ググレカス)「インターネットで検索しなさい」という言葉があるくらいだ。
AI(チャットGPT)が普及している今、教科書の答えの暗記は必要なのだろうか。
社会人に必要な知識とはなんなのだろう。
あぁ思い出す。
あれは大学に在籍していたときのこと。
チャットGPTに答えを出させ、コピペする。
それで完成するレポートのことを。
それと教師が、チャットGPTの使用に対策を話していたことを思い出す。
あぁたくさんの人たちがコピペしてたなぁ。
話を戻して、答えを教えるのが大人だ。
そういう教育を受けたわけだ。
ただ、正しさの主張を親や大人は言う割に、社会には欺瞞や嘘が溢れている。
学校で「夢」を語らせるのに、作られた「答え」だけを押しつけるだけで。
早く「正解」を教えてください。
矛盾は結構です。
じゃあ、正解はなくてもいいから。
進撃できるだけの翼をください。
ないなら、エヴァには乗りません。
わたしを世界一のニートにしてください。
最後に
他者を受け入れる寛容な心があったらいいな。
「正解」はなくて「みんな違ってみんな良い」と認められたら、どんないいことか。
でも、わたしも、他者の評価に答えを求めてしまう言わば被害者の一人にすぎない。
